安倍派からのキックバックを訂正した西田議員の政治団体の収支報告書

 京都市長選(2月4日投票)が最終盤を迎えるなか、松井孝治候補を推薦・全面支援する自民党の西田昌司参院議員(同党府連会長)が安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入不記載事件をめぐって、パーティー券販売のノルマ超過分として、2018年~2022年の5年間で合計411万円の還流(キックバック)を受けていたことが1月31日、分かりました。清和政策研究会が同日、総務省に政治資金収支報告書の訂正を届け出たことで判明しました。

 西田議員は、過去3年分(22年40万円、21年68万円、20年126万円)の234万円については政治資金収支報告書(同議員の資金管理団体「一粒(いちりゅう)会」)の訂正を京都府選挙管理委員会に届け出たとしています。

 同日配信した動画の中で、「政策秘書が独自の判断で行なったこと」だったと述べ、「監督不行き届きがあった」として、参院政治倫理・選挙制度特別委員会の委員長を辞任したことを明らにしました。

安倍派 6.7億円訂正

 清和政策研究会は、訂正分を含めて18~22年の5年間で所属議員95人(元職などを含む)への総額6億7654万円の寄付が記載されていなかったことを明らかにしました。