【2024京都市長選】福山候補「『時計の針』」を前に進め、暮らし応援の市政に変えよう」 選挙戦最終日、全行政区で街頭訴えへ
大激戦の京都市長選(2月4日投票)最終日となった3日、「つなぐ京都2024」の福山和人候補=無所属・新=は市内各行政区を回り、「暮らし最優先の市政を実現するため、最後の最後まで頑張りましょう」と訴えています。
同日付の朝刊(『京都』)に、現職後継候補陣営が「いま、選択のとき。時計の針を戻してはならない!」とした、福山陣営を攻撃する意図の広告を掲載しました。
福山候補は、京都市南区の九条七本松交差点で、この広告について「『時計の針を戻してはならない』。私もそう思います。今までの(現職陣営の)政治はどういう政治でしたか」と切り出し、市民が悲鳴を上げるなかでも暮らしの応援のためのお金を削り、370億円の市役所建て替え、 300億円の市立芸大移転などを行ってきたと強調。「こうした大型公共事業にはお金を使う、ハコモノ最優先、暮らしを後回しにする政治でした。この時計の針を前に進め、みなさんが払った税金は、みなさんの暮らしをしっかり応援する市政に変えていこうやないですか」と訴えると大きな拍手に包まれました。
福山候補は、保育園への補助金カットをもとに戻すこと、学生への学費支援、小中学校の給食の半額無償化などの政策を紹介し、「こういった当たり前の税金の使い方に変えよう。相手陣営は財源はあるのかといった批判をしてきますが、何千億円かかるか分からん北陸新幹線を前のめりで進める姿勢こそ、完全な二枚舌じゃないでしょうか」と訴えました。
一票を争う大激戦になっているとし、「相手陣営も必死です。それを上回る奮闘をしましょう。私も最後まで頑張ります。必ず勝ちましょう」と呼びかけ、大きな歓声が起こりました。
街頭で聞いていた女性(70代)は、「本当に福山さんの言う通り。今の市政はアカン。福山さんに変えてほしい」と話しました。
子どもたちの声も盛り込んだ福山マニフェスト
伏見区の近鉄伏見駅前では、「つなぐ京都2024」共同代表の一人で、3人の子どもを育てる西郷南海子さんも、後継候補の新聞広告を、福山さんへの追い風」と表現。福山候補のマニフェストには、ボール遊びができる公園がほしいという子どもの声も反映されていると述べ、最後まで福山候補への支持を広げようと呼びかけました。
宣伝場所でプラスターを掲げていた京建労組合員の女性(51)は、介護士、保育士、大学生の3人の娘に、それぞれの仕事や生活の話題で会話を重ねて、福山候補への支持を広げたと述べ、「私の一票なんてと言っていた娘は期日前投票に行き、当日は大学生の娘と一緒に投票に行く約束をしました。給付制奨学金の創設、保育士の処遇改善のため、何としても福山さんを市長にしたい」と話していました。