大軍拡ではなく対話・外交による平和構築を 舞鶴市の住民団体が国への意見書求める請願提出 署名1021人分も
長射程ミサイル配備、弾薬庫新設、司令部地下化「東アジアの軍事的緊張高める」
岸田政権が「安保3文書」に基づいて進めている大軍拡に伴い、舞鶴市の海上自衛隊・舞鶴基地で長射程ミサイル配備や弾薬庫建設など計画されている問題で、住民団体「憲法を生かす平和のための舞鶴ネットワーク」は3月4日、同市議会3月定例会に、軍拡でなく対話・外交による平和構築を政府に求める意見書をあげることを求める請願を、1021人分の署名とともに提出しました。
同基地では、所属するイージス艦(2隻)への巡航ミサイル「トマホーク」の配備、弾薬庫2棟の新設、報復攻撃を想定した司令部地下化が計画されています。
請願では、これらの計画が実施されれば、東アジアの軍事的緊張を高めるとともに、舞鶴への報復攻撃を呼び込む危険性を高めると指摘。また、東アジアでの軍拡競争を招くとともに、偶発的な戦争勃発の危険性を高めることになると訴えています。その上で、現国際情勢下は「これまで以上に平和が希求される時」であって、日本政府に対し「日本国憲法の恒久平和主義と国際協調調主義を掲げ、国際平和のために積極的役割を発揮すべき」だと訴えています。
同基地での一連の計画をめぐり、住民への説明会を実施するとともに、意見表明する場を設けることも要求しています。