田中さん

 比例での躍進とともに、同じ学区に住む京都1区候補の井坂博文さんの当選を切望しています。その理由は消費税とインボイスの廃止、ライドシェア断固反対を掲げてくれているからです。インボイスを発行できない個人タクシーは、運賃の消費税が経費で落とせないことから、法人の利用減となるため、無理にでも課税事業者にならざるを得なくなっています。

 共産党は、消費税の廃止をめざし、当面緊急に税率を5%に引き下げると言ってくれています。現在の複数税率がなくなれば、インボイス導入の口実もなくなります。共産党の公約に大賛成です。

ライドシェア断固反対の党

 もう一つはライドシェアです。政府は当初、白タク(無資格タクシー)を合法化することを狙い、全面解禁するかどうかの結論を6月までには出す予定でした。しかし、全面解禁となれば、公共交通の要・タクシー運転手の労働条件悪化は避けられず、乗客の安全はないがしろにされます。全国的に反対運動が展開され、京都でも毎月、労組と個人タクシー事業者でつくる六つの協同組合が一緒に反対の宣伝をしています。

 こうした運動が政府を追い込み、結論は出ないままとなりました。私たちの運動を励まし、国会でも反対の論戦をしてくれたのは共産党でした。しかし、全面解禁を目指す動きが止まったわけではありません。政府の規制改革推進会議は、来年の通常国会に関連法案の提出も視野に入れるべきと提起しました。

 この動きを阻止するためにも共産党には議席を増やしてほしい。市議8期、32年の経験を生かし、井坂さんにには、京都のタクシー運転手の声を国会に届けてほしいと期待します。