原発についての日本共産党の総選挙政策

 東京電力福島第1原発事故で、翌2012年に福島県から娘2人を連れて自主避難し、国と東電を相手に控訴審をたたかっています。

 総選挙で期待するのは「原発ゼロ」です。でも、各党の公約を見てみると本当に驚きました。自民党の石破首相が選挙で第一声を行ったのは福島県。復興支援をアピールするためだったのでしょうが、それはポーズでしかありませんでした。

自民・維新・国民は原発推進、立憲公約から「ゼロ」消える

 自民党の公約は「原子力の最大限の活用」です。原発事故の収束は見通せず、多くの被災者が経済的にも精神的にも苦しんでいるのに、原発再稼働をさらに進めるというのです。

 維新も「次世代原子力発電の活用推進」であり、国民民主も「地元同意のある原発の早期稼働」です。立憲民主の公約からは「原発ゼロ」が消えていました。悔しい思いです。

 私は被災するまでは政治に無関心で、投票もほとんどしていませんでした。今はそうではありません。一票を託せるのは共産党だと思っています。共産党は、原発の再稼働は許さず、2030年度までに原発ゼロを目指すと公約にしっかり掲げています。私たち自主避難者には、国や東電からまともな支援もない下、国会で支援や補償の要求をしてくれています。

 また、私の住む地域の市議や党の方々が、避難者の集まりに顔を出してくれ、住民の困りごとに耳を傾け寄り添う姿を見るにつけ、心強い思いです。もっと大きく、飛躍してほしいと願っています。