左京区での演説会で訴える白井聡さん(10月23日)

 政治学者の白井聡・京都精華大学准教授が10月23日、堀川あきこ衆院比例近畿ブロック候補(京都2区重複)の応援弁士として、京都市左京区での演説会で訴えました。大要を紹介します。

 総選挙中盤を過ぎ、野党が追い上げています。本日10月23日は記念すべき日になるかもしれません。それは日本共産党の存在意義が強く示された日ではないかと思います。

 しんぶん赤旗で、裏金づくりで非公認となった候補者側に、自民党が政党助成金2000万円を振り込んだという衝撃の報道が出ました。そして報道各社が後追い報道をしております。これが選挙戦で大きな一押しになっています。

日米同盟に異を唱える続けている日本共産党

 日本を取り巻く安全保障環境の悪化のもとで、日米同盟の強化などを自民党が訴えています。しかし、アメリカは蛮行を繰り返すイスラエルを支持するなど、平和ではなく、紛争をもたらす立場ではないのか。その日米同盟に異を唱え続けてきた政党が日本共産党であるわけです。結局のところ、この国は半分占領されたような状態であって、実は国家主権ではない。その矛盾が広がり、共産党が求め続けてきた日米地位協定の改定は、今や自民党までが言うようになってきた。

 極めて残念ながら、今、お話しした戦争と平和の問題に関して、野田代表率いる立憲民主党では、自民党と本質的に変わるところがありません。

 アメリカが落ち目になるもとで、子分に戦争させるというやり方が行われる。中国を抑えるために日本に血を流させ、アメリカの覇権を守る。こうした流れの中に自民党があります。

 日米同盟を批判し続けているのが日本共産党。その共産党にこそ頑張っていただき、議席を増やしてほしい。頑張りましょう。