街頭で訴える倉林副委員長(10月24日、山科区)

 大激戦のまま投票日(27日)まであと3日となった総選挙で、日本共産党の倉林明子副委員長(参院議員)は24日、京都府内各地を駆け巡り、「比例近畿ブロック2議席目の堀川あきこ候補(京都2区重複)の勝利とともに、3議席目の清水ただし候補(大阪4区重複)をなんとしても押し上げてほしい」と訴えました。

 午前中は、京都市の東山、山科の両行政区(小選挙区2区)の5カ所で街頭演説。山科区のスーパー前では、「しんぶん赤旗」が23日付で、自民党が裏金問題で非公認とした各候補者が代表を務める政党支部に政党助成金を2000万円を振り込んだとスクープしたことを紹介し、「非公認と言いながら裏で金を渡すなど、とんでもない」と厳しく批判。「共産党が金権腐敗、裏金問題を暴けるのも企業・団体献金や政党助成金をもらっていないからだ。汚れた政治への怒りの一票は、共産党へ」と呼びかけました。

賃上げ・中小企業支援の財源にも裏付け

 また、各党が減税や賃上げなどの政策を掲げているものの、共産党だけがその裏付けとなる財源を示していると強調。賃上げでは、共産党は労働時間の短縮をセットでの実行を掲げ、その財源として、アベノミクスで増えた大企業の内部留保に5年間の時限的課税をして10兆円の財源をつくることで、中小企業の賃上げを直接支援すると提案していることを紹介しました。 「これは、アメリカでこうしたやり方で賃上げが成功した例にならったもの」と述べ、「賃上げと一体で人間らしい生活ができる社会へ、財源の裏付けを持った責任あるこの政策をぜひ実現させてほしい」と訴えました。

 同党の北山忠生市議も一緒に党躍進を呼びかけました。