2018年のピースロードのイベントで壇上に上がる二之湯氏(右)=京都市左京区・国際交流会館=(ピースロード実行委員会のホームページより)

 「近年は、二之湯智元参院議員がパイプ役になった」――京都民報web10月23日付で報じた、元統一協会広報部長・大江益夫氏の証言の一端を示すように、国家公安委員長を務め、2022年に政界を引退した二之湯氏は統一協会関連イベントの中心的役割を果たしてきたことが明らかになっています。

 2016年と18年には統一協会の開祖・文鮮明(12年死去)が創設した「天宙平和連合」(UPF)の友好親善プロジェクト「ピースロード」の実行委員長(16年は京都・奈良・滋賀・三重実行委員長、18年は京都府実行委員長)を務めました。

 21年には、共催団体に統一協会や天の父母様聖会、UPFの付設機関である京都府平和大使協議会などが名を連ねる「新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い~世界平和への道から」(同実行委員会主催)の呼びかけ人になっていました。

 なお、「ピースロード」実行委員会のホームページによると、18年は、京都市左京区の国際交流会館でイベントが開催され、二之湯氏が壇上であいさつし、来賓を代表して無所属の北神圭朗前衆院議員(京都4区候補)があいさつ。21年にも開催され、自民党の木村弥生元衆院議員が参加していました。

 21年の「新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い」では、チラシに世話人として、自民党の田中英之前衆院議員(京都4区候補)、木村元衆院議員、繁本護元衆院議員、無所属の北神前衆院議員、京都の自民党の府会議員、地方議員が名前を連ねていました。

「新型コロナ終息を願う京都1万人の祈りの集い」のチラシ。呼びかけ人に、二之湯氏の名前があります