サウンドカーを先頭に、大幅賃上げを求めてアピール(11月7日、京都市内)

 京都医労連は7日、日本医労連の秋闘での大幅賃上げを求める統一行動に呼応し、京都市内で「離職ストップ! サウンドカーデモ」を実施しました。参加者は音楽に合わせて「看護師給料今すぐ上げろ」「介護士足りない 老後が心配」とアピールし、繁華街をデモ行進しました。

 京都市中京区の三条大橋下の河川敷で、デモ行進前の集会を実施。京都市内で働く看護師は、コロナ禍を経て、職場を去る看護師が増えているとし、「コロナだけでなく、夜勤が多いことも退職が増えている原因。賃上げを行い、人を増やしてほしい」と訴えました。

 市内の往診センターで働く看護師は、在宅医療の需要が増えているにもかかわらず看護師が増えていないとし、「医師と看護師の過重業務と残業が増えている。賃上げと人員増をすぐに行ってほしい」と述べ、賃上げを求める署名への協力を呼びかけました。

 京都医労連の勝野由起恵委員長は、診療報酬と介護報酬が改定されたもとでも賃上げはまったく不十分だとし、「900万人を超える医療・介護労働者の賃上げは、地域経済の好循環にも結びつく。政府の責任で、診療・介護報酬の抜本的な見直しと同時に、利用者負担軽減施策を行うべきです」と訴えました。

 参加者は三条大橋から、河原町通を通り、京都市下京区の仏光寺通まで行進し、リズムに合わせてコールし、アピールしました。

デモ行進前の集会でスピーチする看護師