マイナ保険証強要するな 保険証廃止反対京都連絡会が宣伝/新規発行停止「国民の声無視したやり方に抗議」
マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行を踏まえ、2日には現行の健康保険証の新規発行が停止となる下、保険証廃止反対京都連絡会は12月1日、京都駅八条口前(京都市南区)で現行の保険証の存続を求めて宣伝をしました。
政府によるマイナ保険証の押し付けに反対し、現行の保険証の存続を求める運動は全国的に大きく広がり、全国保険医団体連合会が11月28日に国会に提出した署名は177万4741人分に達しました。京都でも、連絡会が集約した署名数は約3万人分に上ります。
この日の宣伝には、連絡会の呼びかけで、京都総評や京都府保険医協会、年金者組合京都府本部など11団体から約20人が参加。「残してよ! いまの保険証」などと書かれたステッカーなどを掲げ、「国民や府民の声を無視したやり方に抗議する」と訴えながら、ビラの配布や署名の協力を呼びかけました。
マイクを握った京建労の村瀬宏典書記長は「マイナ保険証の利用率は15・7%に過ぎないのに、マイナ保険証の利用を押し付けることは愚策だ」と強調。「申請が前提のマイナ保険証のために、いつでも誰でも安心してかかれる国民皆保険制度をつぶすなどあってはならない。私たちの命と健康を守るために、今の保険証を守ろう」と呼び掛けました。