米兵による少女暴行事件に抗議する「12・22沖縄連帯京都行動」が12月22日、京都府内各地で行われました。沖縄県で同日開催された、米兵による少女暴行事件に抗議し、再発防止を求める県民大会に呼応したものです。

 京都市右京区の西院交差点では、安保破棄京都実行委員会と右京、中京の両革新懇が主催し、15人が参加。「沖縄の米兵の女性暴行事件断固抗議 日米合同演習反対! 戦争の訓練はいらない!」の横断幕を広げ、「米軍基地いらない」「諸悪の根源! 日米安保条約廃棄しよう」のカードを示して、京都からも抗議と再発防止を求めようと訴えました。

 スピーチでは、昨年12月に起きた少女暴行事件を紹介するとともに、それを半年間も県にも県民にも知らせなかった日本政府の対応を問題視し、米軍基地があるがゆえの事件だと訴え。根源には、日本国憲法の上に安保条約に基づく日米地位協定を置き、同協定を見直さない日本政府の姿勢があると指摘し、「治外法権的な内容を改善し、主権を回復させ、沖縄で女性たちが安心できる体制を求める」と述べました。

 また、「人としての尊厳を守り、安心して暮らせる日本にしよう」「戦争しない国にするため、政治を変えよう」などと呼びかけました。

 同日、京都市内で開催された全国高等学校駅伝競走大会の応援に訪れた高校生らが、ビラを受けとり、暴行事件や安保条約について話題にする姿もありました。