スタンプラリー用のグッズを手に参加を呼びかける木戸さん(左)と中京民商事務局長の山元さん

 2月の寒さが厳しい時は客足が遠のき、売り上げが落ち込みがち──。「そんなときこそ、お客さんに来てもらって京都の『ええもん』を見つけてほしい」と、京都府中京民主商工会(中京民商)が、会員の24店舗が参加するスタンプラリーを実施しています。割引などのサービスやオリジナルの手ぬぐい、金券がもらえる特典付きの企画で、多くの参加を呼びかけています。

 スタンプラリーは、中京民商のゆるキャラ「にゃかしょうくん」と歩く「春待つ京都の『ええもん』めぐり」と名付け、昨年初めて取り組みました。お客さんも会員自身も楽しみながら取り組めると好評で、今年も実施。参加店舗を4店舗増やして、3月末まで行っています。

 店舗は中京区内の喫茶店や定食屋、居酒屋、スナックなどの飲食店をはじめ、中古レコード店や漬物屋、生薬店などの物販店、サービス業では整体、パーソナルカラー診断、理美容店など多彩な店が並びます。スタンプラリー帳にスタンプを押してもらい、飲食2店と、物販かサービス2店の計4店のスタンプが集まると、「にゃかしょうくん」をあしらった春らしい色使いの手ぬぐいがプレゼントされます。さらに「Wチャンス」として、スタンプ計8店以上で金券3000円分、計16店以上で金券1万円分が当たる抽選に応募できます。

 中京民商役員の木戸礼二さんは「スタンプラリーに必要な経費はクラウドファンディングで集めました。スタンプラリーは会員と業者を応援してくれる人たちとの共同プロジェクトです。京都ならではの魅力ある店主との交流を楽しんでほしい」と話しています。

 スタンプラリー帳は参加店舗と中京民商の事務所(両替町通竹屋町上ル東側)で配布しています。問い合わせ☎075・231・0101(中京民商)。