全戸訪問で署名に取り組んでいる浜田府議と大宮北支部のメンバー

 「北陸新幹線延伸計画は中止を」の世論をさらに広げ、7月の参院選挙で審判を下そうと、日本共産党京都府委員会は、「京都の自然と経済を壊す北陸新幹線延伸計画の中止」を求める内閣総理大臣宛ての要望署名を1月から開始しています。署名目標は30万人。府内各地の同党支部が街頭や訪問対話で取り組みを広げています。

 日本共産党北地区委員会では、大宮北支部(京都市北区)が全戸訪問に挑戦。担当する西賀茂地域で若い世帯の入居が増えている住宅街を訪問中です。約4900軒を訪ね切ろうと、2月から週2回行動し、1日現在で、訪問数445軒、190人と対話し、52人から署名の賛同を得ています。

「これは絶対にあかんと思ってました」

 1日には、浜田良之府議と行動。署名に応じた女性は「新聞で読んで、これは絶対にあかんと思っていました。新幹線はもう十分です。5兆円もの税金は暮らしや福祉に回してほしい」と話します。北陸新幹線延伸計画を知らない人にはチラシ付きの署名で対話。中には「物価高で暮らしが大変。家族に障がい者がいます。30年先の新幹線にお金を使うより、今の福祉を充実させてほしい。自民党政治はもう変えなあかん」との声も寄せられました。

 2日には金閣・衣笠地域で浜田府議と支部メンバーで12軒を訪問。初めて訪ねた家では、「新聞で見ました。それは大事な署名」と夫妻が応じました。対話の中で、高額な補聴器を購入させられて困っている相談も寄せられました。

 大宮北支部の小西五枝さんは「新幹線延伸は比較的知られているが、若い世帯では計画を知らない人もいる。計画中止を訴えているのは共産党だけ。全戸訪問で署名をきっかけにどんどん対話を進めたい」と話しています。