“核兵器のない地球へ”決意新たに 花垣ルミさん、ICAN・川崎さんら報告/被団協ノーベル平和賞授賞式ツアー報告会

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞の授賞式に合わせ、原水爆禁止日本協議会(原水協)などが取り組んだノルウェー・オスロを訪ねるツアーに参加した被爆者、花垣ルミさん(84)=京都市=らによる報告会が3月23日、京都市内で開かれました。花垣さんや参加した市民ら約220人は「核兵器のない地球を目指そう」と決意を新たにしました。
主催したのは京都総評や京都府生活協同組合連合会などでつくる「花垣ルミさんをノーベル平和賞授賞式に送る会」。
花垣さんは5歳の時に、広島市内で被爆。現在、被爆体験を語り継ぐ活動を行っています。報告会では、昨年12月にオスロを訪問した際の写真などを示しながら、現地の市民らが主催した国会前で国会議員に折り鶴を手渡すイベントに参加したり、被爆証言を語ったことや「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」と訴えるパレードで一緒に歩いたことなどを紹介。「オスロの市民たちが次々と行動してくれ、うれしかった」と語りました。
授賞式に参加した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN=アイキャン)国際運営委員兼会長の川崎哲さんが講演し、被団協代表団の一員で長崎で活動する林田光弘さんが報告を行いました。
川崎さんは、被団協がノーベル平和賞を受賞したことについて「核兵器が使われるかもしれないという今こそ、ノーベル賞委員会は被爆者の声を聞くべきとのメッセージを込めたと思う」と述べました。
林田さんは「いつか歴史の目撃者としての被爆者はいなくなるが、日本の新たな世代は被爆者の意思を引継ぐことができる」と訴えました。この他、被爆2世の小林立雄さんも報告しました。
松井孝治・京都市長、前川光・大山崎町長がそれぞれ、報告会の開催を祝うメッセージを寄せました。