町議選の必勝を訴える(右から)竹川、つぼい、堀川、佐々木の各氏(3月20日、精華町)

 任期満了に伴い、5月6日告示、同11日投票で行われる精華町議選(定数18)と7月の参院選勝利に向けて、日本共産党山城地区委員会は3月29日、精華町のかしのき苑で、「春を呼ぶつどい」を開催。約150人が参加しました。

 松田孝枝町議が司会。今期で引退することを報告し、支援に感謝を述べました。

 小西洋一・舞鶴市議と倉林明子参院議員・副委員長がビデオメッセージ。倉林議員は、石破政権が社会保障費の削減を進め、物価高対策に無策なのは軍事費増大、大型開発優先の姿勢が根にあるからだと指摘。精華町議選勝利で「自公政治ノーの声を突きつけ」、続く参院選で京都をはじめ3選挙区の議席確保と比例代表5人全員の勝利を、と訴えました。

 祝園弾薬庫への弾薬庫新設問題に取り組む真崎一伸さんが応援演説を行いました。

 竹川ますお、つぼい久行、佐々木まさひこの3候補が登壇。

 竹川候補は「町議団は小中学校の学校給食費の無償化、中学校・小学校高学年の女子トイレへの生理用品の設置などを実現してきた。松田議員の意志を継いで要求実現の先頭に立つ」と決意表明。

 つぼい候補は「10期目のたたかい。祝園弾薬庫は陸自、海自共用となる。舞鶴基地に配備するトマホークを保管すれば、報復攻撃で狙われる危険性がある。住民とともに軍事基地化を許さないたたかいを」と訴えました。

 佐々木議員は「日本共産党町議団は、1984年に弾薬庫の危険性の問題を指摘し、現職では私が91年に議会で取り上げてきた。精華町民の命と生活を守るために頑張る」などと発言しました。

堀川氏 祝園が敵基地攻撃の“バックヤード”に

 堀川あきこ衆院議員は、2月の予算委員会で行った大軍拡問題での質問などを紹介。舞鶴基地では、最新のイージスシステム搭載艦の寄港ができるように改修を進められているなど、「舞鶴を日本海における敵基地攻撃の前線基地とする計画が急ピッチで進んでいる」と解説。

 舞鶴基地のバックヤードとして祝園弾薬庫への弾薬庫新設が進められていることを明らかにし、防衛省が住民の安全を確保する根拠を示せなかったとし、「こんな計画は今すぐ撤回すべき」と主張しました。

 また、大軍拡計画、軍事費増額の問題を他の野党が取り上げないなか、追及している日本共産党の役割は大きいと述べ、「精華町議選で3人の当選、参院選でかけがえのない倉林議員の議席を絶対に確保し、井上さとし議員をはじめ比例候補5人を必ず国会に送り出してほしい」と訴えました。

 谷口清久山城地区委員長は、町議団の実績、町議選を巡る情勢と勝利の展望について語り、支援を呼びかけました。