加古里子

かこ さとし
1926年、福井県南条郡武生町(現・越前市)に生まれ、8歳から東京都板橋区に住む。 東京大学工学部応用化学科に学ぶとともに、演劇研究会に所属。工学博士。大学卒業後、昭和電工に入社、研究所勤務のかたわら、セツルメント活動に従事。 子ども会で数多くの紙芝居、幻灯などの作品を作る。1959年『だむのおじさんたち』(福音館書店)を発表し、絵本作家としてデビュー。 1973年に勤務先を退社後、フリーで多作な活動を続けている。『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)に代表される「だるまちゃん」シリーズなどのユーモラスな絵本から、『かわ』、『たいふう』(以上福音館書店)などのいわゆる科学絵本に至るまで、幅広い作風を誇る。