〔5〕違い
私たち人間は、自分のことを一番に考え、自分を基準に他人を見たり、物事を判断しがちです。そのために人を傷つけてしまうことがありますが、もちろん悪意があってのことではありません。でも、できれば人を傷つけることなく生きていきたいとみんなが願っているはず。少しでもそうできるように、自分と違う人たちのことを知る努力をしたいものですね。(花田睦子/*えほん館)
ぼくのだいじなあおいふね
- ディック・ブルーナ/え
- ピーター・ジョーンズ/ぶん
- なかがわけんぞう/やく
- 偕成社 1200円+税
この絵本は耳の不自由な男の子ベンの日常生活を描いたものです。補聴器をつけた4歳のベンは、人が何を言っているのかわからないとき、とてもかなしくなります。でも、ベンはたくさんの言葉を覚えることができたり、ともだちもいっぱいいるのです。「ミッフィシリーズ」で有名なブルーナの絵がすばらしい1冊です。(4、5歳~)
わたしたちのトビアス
- セシリア・スベドベリ/編
- トビアスの兄姉/文・絵
- 山内清子/訳
- 偕成社 800円+税
5番目の末っ子として生まれたトビアスはダウン氏症の男の子。そんな障害を持ったトビアスが生まれてきたときの家族のことや、どうして障害を持つことになったのかが、兄姉の言葉で語られています。弟トビアスの存在そのものを大切に思う兄姉に感動します。(6、7歳~)
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*えほん館
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