〔6〕乗り物

花田睦子

 乗り物の絵本で、おすすめの本といえば、「ずかん・じどうしゃ」「しゅっぱつしんこう」「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」「きかんしゃやえもん」など昔から子どもたちに人気がありますが、「これを読んでみて」というものを紹介します。(花田睦子/*えほん館)

とらっく とらっく とらっく
とらっく とらっく とらっく

  • 渡辺茂男/さく
  • 山本忠敬/え
  • 福音館書店 743円+税

 1台のトラックが港から荷物を積んで、山を越えた大きな町まで走っていくお話です。道中では、道路工事をやっていたり、スピードを出しすぎて白バイに止められたりと、いろいろなことが起こります。ブルドーザーやパワーショベル、消防自動車に救急車、たくさんの車が登場する楽しい絵本です。(3歳~)


ピン・ポン・バス
ピン・ポン・バス

  • 竹下文子/作
  • 鈴木まもる/絵
  • 偕成社 1000円+税

 バスといえば一番に思い浮かぶのが、降りるときに押すベルの音。あの「ピンポン」の音がうまく生かされている絵本です。学校の前で止まり、病院の前で止まり、そのつど、いろんな人が降りては、乗ってきます。町の風景といい、車内の風景といい、人のぬくもりが感じられる1冊です。(3歳~)


※絵本の画像は出版社の許可を得て掲載しており、転載することは禁じます。

えほん館

*えほん館
京都市西京区上桂北ノ口町183
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