〔7〕だきしめて
ふとした時に、さみしさを感じることはありませんか?
そんなとき、自分の好きな誰かに抱きしめてもらったりすると、とても安心して満たされた気持ちになります。大人だってそうなのですから、子どもなら、なおさらです。「もう小学生なんだから」とか、「もうお兄ちゃん、お姉ちゃんだから」なんて言わずにいつまでも、わが子を抱きしめてくださいね。(花田睦子/*えほん館)
ぼくをだいて
- はたよしこ/作・絵
- 偕成社 1000円+税
「かぜをだいて ぼくをだいて」「ゆうひだいて ぼくをだいて」「きだいて ぼくをだいて」。詩を読むようなリズミカルな言葉と、大胆な筆使いが躍動感にあふれています。ラストの「かあさんだいて ぼくをだいて」の言葉を通して、母の愛は地球の愛であり、宇宙の愛と同じなのだ、とまで感じさせてくれるスケールの大きな絵本です。(4、5歳~)
ぎゅっ
- ジェズ・オールバラ/作・絵
- 徳間書店 1400円+税
おさんぽしていたゴリラの子どものジョジョは、ぞうやカメレオン、キリン、カバの親子がみんな「ぎゅっ」としているのをみて、とってもママが恋しくなりました。こらえきれず、泣き出しそうになったとき、ママの声がして…。ほとんど「ぎゅっ」という言葉だけのこの絵本は、親が子を抱きしめることの大切さを伝えてくれます。(3歳~)
ママ、わすれてるじゃない
- エイミー・ヘスト/文
- アニタ・ジェラーム/絵
- 小川仁央/訳
- 評論社 1300円+税
暗い嵐の夜、お母さんぐまがぼうやを寝かしつけようとするのですが、ぼうやは言います。「ママったら、あれ、わすれてるじゃない」。ママは絵本を読んだり、ミルクを持ってきたりするのですが、どれも違います。そう!それはおやすみのキスだったのです。外の嵐と対照的な分、あたたかさが広がります。(4歳~)
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