〔10〕病気
「どんなときでも、いくつになっても健康が一番」とは、誰もが思うことですが、かぜを引いたり、ケガをしたりと常に元気でいられないのも、また、生きている証。周りの人や、自分自身が病気になってしまったとき、人にはどんな感情があふれてくるのかな?
とくに子どもはどうなのでしょうね。
(花田睦子/*えほん館)
バーバちゃんのおみまい
- 神沢利子/作
- 山脇百合子/絵
- 偕成社 800円+税
- ※出版社在庫なし
けがした友だち、ウサギちゃんのお見舞いに出かけたあひるのバーバちゃんは、風船やさんを見つけ、風船を全部買ってしまいます。吹いてきた風に空たかくとばされたバーバちゃん。無事お見舞いにいけるのでしょうか?
友だちに元気になってほしいと願う気持ちがさりげなくあふれた1冊です。
(4、5歳~)
ぼくがげんきにしてあげる
- ヤーノシュ/作・絵
- 石川素子/訳
- 徳間書店 1553円+税
小さなとらがたおれてしまい、友だちのくまは一生懸命看病するのですが、小さなとらは病気のせいか、ちょっとわがままです。おまけになかなか良くならず、とうとう動物病院に入ることに…。病気になったときの不安な気持ちが見事に描かれ、子どもたちの共感を呼んでいます。(5、6歳~)
あたしもびょうきになりたいな!
- フランツ・ブランデンベルク/さく
- アリキ・ブランデンベルク/え
- ふくもとゆみこ/やく
エドワードが病気になりました。エドワードはベッドでご飯を食べたり、本を読んでもらったり、家族中からやさしくしてもらいます。それを見ていたエリザベスは、うらやましくってたまりません。病気というものを通して、兄弟(姉妹)や家族に対する微妙な感情がうまく表現された絵本です。(4、5歳~)
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