2月27日(土)~3月28日(日)10時~20時(入館は閉館30分前まで、最終日17時閉館。ただし3月2日のみ午前11時開館)、美術館「えき」KYOTO(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町。JR・近鉄京都線・地下鉄東西線「京都」直結、ジェイアール京都伊勢丹7F隣接。有料Pあり)TEL075・352・1111。
 チェコ国立プラハ工芸美術館、チェコ国立モラヴィア・ギャラリー所蔵。世紀末のポスター黄金時代を、オーストリア、チェコを中心に、本邦初公開作品も含め、約130点を展示。
 一般900円(前売り700円)、大高生700円(前売り500円)、中小生500円(前売り300円)。
 チケット取り扱いTEL0570・00・0777(ローソンチケット)Lコード:59213、イープラス ほか。
 問い合わせTEL075・352・1111(美術館「えき」KYOTO)。


 世紀末のヨーロッパは、産業革命の進行によって経済は盛んになり、人々は都市に流入し、市民活動は活性を極めました。いわゆるベル・エポック。この時代はアール・ヌーヴォーをはじめ、新しい流派や様式が次々と生まれた芸術の地殻変動の時代でもありました。
 パリやミュンヘン、バルセロナのみならず、クリムト、シーレ、分離派を生んだウィーン、そしてハプスブルグ帝国の双子の都市であるプラハも新しい芸術発祥の地となりました。ベル・エポックとは近代的な消費経済、消費社会の出現の時代であり、カフェ、劇場、サーカスなど、大衆文化黄金期の黎明でもありました。こうした状況を背景に、様々な商品や施設、イベントを広告、宣伝するという時代の新しいニーズに応えるべく華々しく登場してきたのがポスターです。ロートレック、ミュシャ、シェレに加え、ウィーン、プラハにも華やかなポスター芸術が花開きました。ポスターが単なる情報提供手段ではなく、芸術として確立されたのもこの時代でした。ポスターは時代と社会が何を求めていたかを映す“鏡”としても興味深いものがあります。

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin美術館美術館「えき」 2月27日(土)~3月28日(日)10時~20時(入館は閉館30分前まで、最終日17時閉館。ただし3月2日のみ午前11時開館)、美術館「えき」KYOTO(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町。JR・近鉄京都線・地下鉄東西線「京都」直結、ジェイアール京都伊勢丹7F隣接。有料Pあり)TEL075・352・1111。  チェコ国立プラハ工芸美術館、チェコ国立モラヴィア・ギャラリー所蔵。世紀末のポスター黄金時代を、オーストリア、チェコを中心に、本邦初公開作品も含め、約130点を展示。  一般900円(前売り700円)、大高生700円(前売り500円)、中小生500円(前売り300円)。  チケット取り扱いTEL0570・00・0777(ローソンチケット)Lコード:59213、イープラス ほか。  問い合わせTEL075・352・1111(美術館「えき」KYOTO)。  世紀末のヨーロッパは、産業革命の進行によって経済は盛んになり、人々は都市に流入し、市民活動は活性を極めました。いわゆるベル・エポック。この時代はアール・ヌーヴォーをはじめ、新しい流派や様式が次々と生まれた芸術の地殻変動の時代でもありました。  パリやミュンヘン、バルセロナのみならず、クリムト、シーレ、分離派を生んだウィーン、そしてハプスブルグ帝国の双子の都市であるプラハも新しい芸術発祥の地となりました。ベル・エポックとは近代的な消費経済、消費社会の出現の時代であり、カフェ、劇場、サーカスなど、大衆文化黄金期の黎明でもありました。こうした状況を背景に、様々な商品や施設、イベントを広告、宣伝するという時代の新しいニーズに応えるべく華々しく登場してきたのがポスターです。ロートレック、ミュシャ、シェレに加え、ウィーン、プラハにも華やかなポスター芸術が花開きました。ポスターが単なる情報提供手段ではなく、芸術として確立されたのもこの時代でした。ポスターは時代と社会が何を求めていたかを映す“鏡”としても興味深いものがあります。京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ