5月8日(土)14時開演(13時半開場)、野仏庵(京都市左京区一乗寺葉山町15-3。市バス・京都バス「一乗寺下り松」下車東へ徒歩約6分〔詩仙堂斜前〕。詩仙堂指定Pあり)TEL075・721・3000。
たちばなの薫りし袖によそふれば 変はれる身とも思ほえぬかな
【胡蝶】の巻
手習いなどして、うち寛いどいやしたけど、起き上がりやして、恥ずかしそうにしといやすお顔の色の具合が、ほんまに美しおす。
もの柔らかな身のこなしに、ふと昔の女(しと)が思い出されるにつけても、怺え切れえで…(胡蝶の巻より)
女房語り=山下智子。
3000円(お茶とお菓子付き)。
要予約。
「氏名、電話番号、人数」を明示のうえ、FAXまたは電話で申し込み。間違い防止の為に極力FAXでお申し込みください。山下智子Web Siteからも申し込み可能。
定員50人。
予約・問い合わせFAX075・712・8828、TEL075・721・3000(野仏庵/当日まで受付)、TEL/FAX0422・71・3664(紫苑/5月1日まで受付)、Web山下智子Web Site。
源氏物語は、当時の京都の話しことばで著されています。これを100年ほど前の京ことばに訳したものが「京ことば源氏物語」です。
当時物語は読みものというよりも、位の高い女官である女房によって声に出して語られるものでした。源氏物語はやたらに敬語が多く、主語が省略されていて誰のことをさしているのかわからない、といわれます。女房という立場から、配慮を見せつつおぼろげにことばをかさねていくことでだんだんと立体化する物語世界は、直接的ではありませんが、敬語を使い分けることでおのずと身分の上下や関係が表され、それは現在の京ことばの表現の中にも引き継がれています。現代からみると雲の上のような格調高い王朝絵巻ですが、京ことば源氏物語は一人の女房の視点から見た宮中の出来事のあれこれがあたかもここで話されているような語り口で、共通語には翻訳しきれない原文特有の微妙な感性の世界、生き生きとした平安の世の人間模様を浮かび上がらせます。
山下智子 TOMOKO Yamashita
京都市生まれ。無名塾にて俳優の基礎を学び舞台、TVにて活動。2003年より声の表現を中心に活動。NHKラジオ「歌謡ドラマ」レギュラー出演。映像番組のナレーション。カシオ電子辞書、大修館書店古典教科書CD等での朗読。ダンスとのコラボレーションなど。
「京ことば訳源氏物語」の女房語りを通し、失われてゆく美しい京ことば、やまとの心を後世に伝えるべく各地で語りの会を開く。
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2010/05/08/post_1979.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgadminイベント 5月8日(土)14時開演(13時半開場)、野仏庵(京都市左京区一乗寺葉山町15-3。市バス・京都バス「一乗寺下り松」下車東へ徒歩約6分〔詩仙堂斜前〕。詩仙堂指定Pあり)TEL075・721・3000。
たちばなの薫りし袖によそふれば 変はれる身とも思ほえぬかな
【胡蝶】の巻
手習いなどして、うち寛いどいやしたけど、起き上がりやして、恥ずかしそうにしといやすお顔の色の具合が、ほんまに美しおす。
もの柔らかな身のこなしに、ふと昔の女(しと)が思い出されるにつけても、怺え切れえで…(胡蝶の巻より)
女房語り=山下智子。
3000円(お茶とお菓子付き)。
要予約。
「氏名、電話番号、人数」を明示のうえ、FAXまたは電話で申し込み。間違い防止の為に極力FAXでお申し込みください。山下智子Web Siteからも申し込み可能。
定員50人。
予約・問い合わせFAX075・712・8828、TEL075・721・3000(野仏庵/当日まで受付)、TEL/FAX0422・71・3664(紫苑/5月1日まで受付)、Web山下智子Web Site。
源氏物語は、当時の京都の話しことばで著されています。これを100年ほど前の京ことばに訳したものが「京ことば源氏物語」です。
当時物語は読みものというよりも、位の高い女官である女房によって声に出して語られるものでした。源氏物語はやたらに敬語が多く、主語が省略されていて誰のことをさしているのかわからない、といわれます。女房という立場から、配慮を見せつつおぼろげにことばをかさねていくことでだんだんと立体化する物語世界は、直接的ではありませんが、敬語を使い分けることでおのずと身分の上下や関係が表され、それは現在の京ことばの表現の中にも引き継がれています。現代からみると雲の上のような格調高い王朝絵巻ですが、京ことば源氏物語は一人の女房の視点から見た宮中の出来事のあれこれがあたかもここで話されているような語り口で、共通語には翻訳しきれない原文特有の微妙な感性の世界、生き生きとした平安の世の人間模様を浮かび上がらせます。
山下智子 TOMOKO Yamashita
京都市生まれ。無名塾にて俳優の基礎を学び舞台、TVにて活動。2003年より声の表現を中心に活動。NHKラジオ「歌謡ドラマ」レギュラー出演。映像番組のナレーション。カシオ電子辞書、大修館書店古典教科書CD等での朗読。ダンスとのコラボレーションなど。
「京ことば訳源氏物語」の女房語りを通し、失われてゆく美しい京ことば、やまとの心を後世に伝えるべく各地で語りの会を開く。admin
Author京都イベントなび