10月23日(土)14時開演(13時開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。
舞囃子「自然居士」味方健、仕舞「邯鄲」片山清司、仕舞「実盛」片山幽雪、仕舞「芭蕉」片山慶次郎、仕舞「船弁慶」片山伸吾、能「隅田川」味方玄/味方梓。
指定席正面8000円(前売り7000円)、指定席脇正面6000円(前売り5000円)、自由席中正面5000円(前売り4000円)、自由席学生2000円。
問い合わせTEL/FAX075・213・1774(テアトル・ノウ)、TEL075・771・6114(京都観世会館)。
隅田川(すみだがわ)
武蔵國(現東京都辺り)隅田川の渡し守は、今日は大念仏を唱えるため僧、俗の区別なく人を集め、船足を速めて大勢を渡そうという。都の男を船に乗せ、その後ろがざわついているので男にたずるねると、都から女物狂いが下ってきて面白く舞い狂うのを皆が見ているという。渡し守はせっかくなのでしばらく船を出さずにこの物狂いを待つことにした。
春の浮きたつ雰囲気の中、笠を深く被り、心沈んだ女物狂いがやってきた。女は、「思いがけず我が子を人買いにさらわれ、東(あずま)とかいう所に下ったと聞き、心乱れ、都からその“思い子”の跡をたずねてきたので、船に乗せてほしい」と頼む。渡し守は「狂女ならおもしろく狂うさまをみせよ」というと、女は水辺の水鳥を見て、「かの業平もここで〈名にし負わば…〉と詠んだ」とこたえ、さらに「私も東に“思い子”の行方を問うのは同じ想い」だと心ならずもやや狂乱の体を見せ、乗船を懇願する…
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2010/10/23/22_19.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin-minpoイベント京都観世会館 10月23日(土)14時開演(13時開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。
舞囃子「自然居士」味方健、仕舞「邯鄲」片山清司、仕舞「実盛」片山幽雪、仕舞「芭蕉」片山慶次郎、仕舞「船弁慶」片山伸吾、能「隅田川」味方玄/味方梓。
指定席正面8000円(前売り7000円)、指定席脇正面6000円(前売り5000円)、自由席中正面5000円(前売り4000円)、自由席学生2000円。
問い合わせTEL/FAX075・213・1774(テアトル・ノウ)、TEL075・771・6114(京都観世会館)。
隅田川(すみだがわ)
武蔵國(現東京都辺り)隅田川の渡し守は、今日は大念仏を唱えるため僧、俗の区別なく人を集め、船足を速めて大勢を渡そうという。都の男を船に乗せ、その後ろがざわついているので男にたずるねると、都から女物狂いが下ってきて面白く舞い狂うのを皆が見ているという。渡し守はせっかくなのでしばらく船を出さずにこの物狂いを待つことにした。
春の浮きたつ雰囲気の中、笠を深く被り、心沈んだ女物狂いがやってきた。女は、「思いがけず我が子を人買いにさらわれ、東(あずま)とかいう所に下ったと聞き、心乱れ、都からその“思い子”の跡をたずねてきたので、船に乗せてほしい」と頼む。渡し守は「狂女ならおもしろく狂うさまをみせよ」というと、女は水辺の水鳥を見て、「かの業平もここで〈名にし負わば…〉と詠んだ」とこたえ、さらに「私も東に“思い子”の行方を問うのは同じ想い」だと心ならずもやや狂乱の体を見せ、乗船を懇願する…kyomin-minpo
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