11月17日(水)18時(17時半開場)、京都文化博物館別館ホール(京都市中京区高倉通三条上ル。地下鉄「烏丸御池」5番出口より三条通を東へ徒歩3分。有料Pあり)TEL075・222・0888。
没後400年のイタリアが生んだ天才画家カラヴァッジョ。ミラノ聖マルコ教会の聖堂に繰り広げられる、古典舞踊、バロック・ダブル・ハープ、朗読のコラボレーションによって、芸術家カラヴァッジョの視線そのものに入ろうとする野心的な作品。
上映前、イタリア文化会館館長による作品解説あり(通訳付)。
制作=マルコ・フォデッラ財団
出演=デーダ・クリスティーナ・コロンナ(舞踏、朗読)、マーラ・ガラッシ(ハープ)
監督=フランチェスコ・ヴィターリ
(2009年/イタリア/約56分)
入場無料。定員あり、要予約。
申し込みTEL06・6229・0066(イタリア文化会館)。
問い合わせTEL075・222・0888/FAX075・222・0889(京都文化博物館)。
今回紹介するアートフィルム「Voluptas Dolendi(ヴォルプタス・ドレンデイ)苦悩の快楽~カラヴァッジョのしぐさ~」は、色彩、ダンス、音楽、朗読のコラボレーションを通して芸術家カラヴァッジョの視線そのものに入ろうとする野心的な作品であり、通常のカラヴァッジョを題材にした伝記映画とは一線を画したものである。
Voluptas Dolendiというラテン語の映画タイトルが意味するのは、苦悩から生まれる快楽という、カラヴァッジョが生きた反宗教改革という時代の美学原理の一つを表す。
映画のシーンは、中世建築がバロック時代に変幻したかのようなミラノ、聖マルコ教会の聖堂で繰り広げられる。自然光と蝋燭、そしてバロック・ダブル・ハープの音色を背景に、女優兼舞踏家であるデータ・クリスティーナ・コロンナが、創作舞踏と朗読によって、カラヴァッジョの生きた時代、その空気、その光を再現する。作品中ではバロック期の楽曲が奏でられ、ルネサンス・バロック時代のテキストが朗読されるが、これは、特定の芸術作品についての歴史的知識への鍵となるものではなく、むしろ音のコラージュとして、音楽やカリグラフィーと共にカラヴァッジョ作品の芸術的再生の一役を担うものである。本作品は、音楽とジェスチャーのリズムによってつづられた一綴りのイマージュである。カラヴァッジョ絵画を彷彿させるダンサーの衣装もあいまって、作品を見る者は各々の想像の中で自由にカラヴァッジョ作品を甦らせることができるだろう。
Voluptas Dolendiは、ミラノ、フォデッラ財団によって制作され、フランチェス・ヴィターリが監督したものである。カラヴァッジョ没後400年を記念し、世界中のイタリア文化会館に提供された。
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2010/11/17/post_2851.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin映画映画上映会京都文化博物館 11月17日(水)18時(17時半開場)、京都文化博物館別館ホール(京都市中京区高倉通三条上ル。地下鉄「烏丸御池」5番出口より三条通を東へ徒歩3分。有料Pあり)TEL075・222・0888。
没後400年のイタリアが生んだ天才画家カラヴァッジョ。ミラノ聖マルコ教会の聖堂に繰り広げられる、古典舞踊、バロック・ダブル・ハープ、朗読のコラボレーションによって、芸術家カラヴァッジョの視線そのものに入ろうとする野心的な作品。
上映前、イタリア文化会館館長による作品解説あり(通訳付)。
制作=マルコ・フォデッラ財団
出演=デーダ・クリスティーナ・コロンナ(舞踏、朗読)、マーラ・ガラッシ(ハープ)
監督=フランチェスコ・ヴィターリ
(2009年/イタリア/約56分)
入場無料。定員あり、要予約。
申し込みTEL06・6229・0066(イタリア文化会館)。
問い合わせTEL075・222・0888/FAX075・222・0889(京都文化博物館)。
今回紹介するアートフィルム「Voluptas Dolendi(ヴォルプタス・ドレンデイ)苦悩の快楽~カラヴァッジョのしぐさ~」は、色彩、ダンス、音楽、朗読のコラボレーションを通して芸術家カラヴァッジョの視線そのものに入ろうとする野心的な作品であり、通常のカラヴァッジョを題材にした伝記映画とは一線を画したものである。
Voluptas Dolendiというラテン語の映画タイトルが意味するのは、苦悩から生まれる快楽という、カラヴァッジョが生きた反宗教改革という時代の美学原理の一つを表す。
映画のシーンは、中世建築がバロック時代に変幻したかのようなミラノ、聖マルコ教会の聖堂で繰り広げられる。自然光と蝋燭、そしてバロック・ダブル・ハープの音色を背景に、女優兼舞踏家であるデータ・クリスティーナ・コロンナが、創作舞踏と朗読によって、カラヴァッジョの生きた時代、その空気、その光を再現する。作品中ではバロック期の楽曲が奏でられ、ルネサンス・バロック時代のテキストが朗読されるが、これは、特定の芸術作品についての歴史的知識への鍵となるものではなく、むしろ音のコラージュとして、音楽やカリグラフィーと共にカラヴァッジョ作品の芸術的再生の一役を担うものである。本作品は、音楽とジェスチャーのリズムによってつづられた一綴りのイマージュである。カラヴァッジョ絵画を彷彿させるダンサーの衣装もあいまって、作品を見る者は各々の想像の中で自由にカラヴァッジョ作品を甦らせることができるだろう。
Voluptas Dolendiは、ミラノ、フォデッラ財団によって制作され、フランチェス・ヴィターリが監督したものである。カラヴァッジョ没後400年を記念し、世界中のイタリア文化会館に提供された。kyomin
Author京都イベントなび