雑体心経 金剛経曼荼羅 7月23日(土)~7月29日(金)12時~18時(最終日16時まで)、うずらギャラリー(京都市中京区三条通寺町西入ル〔富田歯科1F〕。京阪本線「三条」・地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩5分。阪急京都線「河原町」より徒歩9分。Pなし)TEL070・5500・1011。
 雑体書の研究家でありアーティストである全容範が、雑体書を用いて曼荼羅を表現した作品を展覧。
 雑体書とは、楷書・行書・草書・隷書・篆書とは異なるユニー クな意匠性を持つ書体のことで、804年、空海が帰朝の際に持参した「篆隷文體」(重要文化財・国立京都博物館所蔵)によって日本に知らされました。これに載っている49種の書体が、今回の制作の根幹となっています。また、曼荼羅とは、諸尊の悟りの世界を示し衆生を仏道に導くためのものです。諸仏・菩薩および神々を描いた図絵のみならず、象徴物(三昧耶)、種字(文字)を用いるのもあります。
 今回展示される作品は、東寺の金剛界曼荼羅に基づいたもので、成身会・三昧耶会・微細会・供養会・四印会・一印会・理趣会・降三世会・降三世三昧耶会から成ります。コンピュータで表される視覚的奥の深い作品となっており、曼荼羅の図絵の情報を文字情報にする、至難ながら斬新な試みであると言えるでしょう。

─うずらギャラリー

 入場無料。
 問い合わせTEL070・5500・1011(うずら音楽舎)。


全容範 JUN Yongbum
 1957年、大韓民国生まれ。済州産業情報大学デザイン科助教授、京都繊維大学国際研究員(意匠文字研究)、京都大学招聘外国人学者などを経歴、雑体書に関する多数の学術論文を発表している。京田辺市在住。

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110723-03-thumb-150x200-15884.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110723-03-thumb-150x200-15884-150x150.jpgkyominイベントうずらギャラリー 7月23日(土)~7月29日(金)12時~18時(最終日16時まで)、うずらギャラリー(京都市中京区三条通寺町西入ル〔富田歯科1F〕。京阪本線「三条」・地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩5分。阪急京都線「河原町」より徒歩9分。Pなし)TEL070・5500・1011。  雑体書の研究家でありアーティストである全容範が、雑体書を用いて曼荼羅を表現した作品を展覧。  雑体書とは、楷書・行書・草書・隷書・篆書とは異なるユニー クな意匠性を持つ書体のことで、804年、空海が帰朝の際に持参した「篆隷文體」(重要文化財・国立京都博物館所蔵)によって日本に知らされました。これに載っている49種の書体が、今回の制作の根幹となっています。また、曼荼羅とは、諸尊の悟りの世界を示し衆生を仏道に導くためのものです。諸仏・菩薩および神々を描いた図絵のみならず、象徴物(三昧耶)、種字(文字)を用いるのもあります。  今回展示される作品は、東寺の金剛界曼荼羅に基づいたもので、成身会・三昧耶会・微細会・供養会・四印会・一印会・理趣会・降三世会・降三世三昧耶会から成ります。コンピュータで表される視覚的奥の深い作品となっており、曼荼羅の図絵の情報を文字情報にする、至難ながら斬新な試みであると言えるでしょう。 ─うずらギャラリー  入場無料。  問い合わせTEL070・5500・1011(うずら音楽舎)。 全容範 JUN Yongbum  1957年、大韓民国生まれ。済州産業情報大学デザイン科助教授、京都繊維大学国際研究員(意匠文字研究)、京都大学招聘外国人学者などを経歴、雑体書に関する多数の学術論文を発表している。京田辺市在住。京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ