4月22日(日)10時半開演(9時半開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。
 能「高野物狂」味方健、狂言「鞍馬参り」茂山あきら、能「草子洗小町」浦田保親、能「小鍛冶」吉田篤史。
 一般6500円(前売り6000円)※1F指定席、学生3000円※2F自由席
 問い合わせTEL075・771・6114(京都観世会館)。


高野物狂(こうやものぐるい)
 常陸国の平松殿が亡くなり、家臣の高師四郎が平松の子の春満を撫育していた。主君の忌日に菩提寺に詣でる四郎に、下人が春満の置手紙を届けに来る。そこには春満の出家の覚悟が記されていた。四郎はともかくも若君の後を追い、常陸の国を後にする。…
草子洗小町(そうしあらいこまち)
 宮中清涼殿の御歌合わせの会で、大伴黒主と小野小町とが競いあうことに決まる。小野小町は和歌の名手として名高く、黒主は勝つ見込みはないので、その夜小町の宅に忍び入って、小町が歌を詠んでいるのを盗み聞き、万葉の草子に小町の歌を書き入れて盗作の汚名を着せようと画策する。…
小鍛冶(こかじ)
 一条帝は、ある夜霊夢を蒙(こうむ)り、剣を打てとの勅使(ちょくし)を宗近の許(もと)へ下す。宗近は、それ程の大事の剣ならば、自分に劣らぬ者の相槌がなければ成就しないと辞退するが、勅命には敵わず承引する。宗近が神力を頼みに稲荷に参ろうとすると、その途で童子に行き交う。不思議にも、剣の勅の事を早くも知っているこの童子は、中国と日本の剣の奇瑞譚(きずいたん)を語り、中でも日本武尊(やまとたけるのみこと)が夷(えみし)を退けた草薙(くさなぎ)の剣の事を、委(くわ)しく仕方話に語ってみせる。宗近が不思議に思い名を尋ねると、剣を打つ壇を飾り整えて待てと言い、力を貸すことを約束して稲荷の方へ消えてゆく。…

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin-minpoイベント京都観世会館 4月22日(日)10時半開演(9時半開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。  能「高野物狂」味方健、狂言「鞍馬参り」茂山あきら、能「草子洗小町」浦田保親、能「小鍛冶」吉田篤史。  一般6500円(前売り6000円)※1F指定席、学生3000円※2F自由席。  問い合わせTEL075・771・6114(京都観世会館)。 高野物狂(こうやものぐるい)  常陸国の平松殿が亡くなり、家臣の高師四郎が平松の子の春満を撫育していた。主君の忌日に菩提寺に詣でる四郎に、下人が春満の置手紙を届けに来る。そこには春満の出家の覚悟が記されていた。四郎はともかくも若君の後を追い、常陸の国を後にする。… 草子洗小町(そうしあらいこまち)  宮中清涼殿の御歌合わせの会で、大伴黒主と小野小町とが競いあうことに決まる。小野小町は和歌の名手として名高く、黒主は勝つ見込みはないので、その夜小町の宅に忍び入って、小町が歌を詠んでいるのを盗み聞き、万葉の草子に小町の歌を書き入れて盗作の汚名を着せようと画策する。… 小鍛冶(こかじ)  一条帝は、ある夜霊夢を蒙(こうむ)り、剣を打てとの勅使(ちょくし)を宗近の許(もと)へ下す。宗近は、それ程の大事の剣ならば、自分に劣らぬ者の相槌がなければ成就しないと辞退するが、勅命には敵わず承引する。宗近が神力を頼みに稲荷に参ろうとすると、その途で童子に行き交う。不思議にも、剣の勅の事を早くも知っているこの童子は、中国と日本の剣の奇瑞譚(きずいたん)を語り、中でも日本武尊(やまとたけるのみこと)が夷(えみし)を退けた草薙(くさなぎ)の剣の事を、委(くわ)しく仕方話に語ってみせる。宗近が不思議に思い名を尋ねると、剣を打つ壇を飾り整えて待てと言い、力を貸すことを約束して稲荷の方へ消えてゆく。…京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ