8月23日(土)~11月16日(日)10時~17時(月・火曜休、ただし祝日の場合開館。入館16時半まで)、清水三年坂美術館(京都市東山区清水3丁目337-1。市バス「清水道」下車徒歩7分、清水寺門前三寧坂北入。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・532・4270。
喫煙の習慣は16世紀後半以降に南蛮人(ポルトガル人)達により日本に伝えられたと言われています。長崎に伝わるや、途中の地方都市を飛び越えて、瞬く間に京都で大流行し、すぐに煙草が栽培され、国産の煙管が作られるようになりました。初期の頃の煙管は大作りでしたが、やがて携帯出来るように小型化し、煙管を収めるための煙管筒や刻み煙草を入れる袋と取り合わせて着物の帯にぶら下げて持ち歩くようになりました。さらには腰元のお洒落を演出するため、手の込んだ意匠のものや高価な素材を用いたものも作られるようになり、こうした「提げ物」は男女を問わず、重要な装身具としての機能をはたすようになっていきました。しかし、なんといっても見ごたえのある煙草入れが作られるようになるのは、明治以降。江戸幕府が崩壊し、廃刀令が出されると、今まで武家社会をパトロンとして刀装具を作っていた刀装金工達が、生活の為に「提げ物」の金具を作り始めたのです。彼らの卓越した技術と感性は、素晴らしい作品を次々と生み出していきました。
今展では、江戸後期から昭和初期にいたるまでの名工達が手掛けた粋な喫煙具を紹介します。
常設展=幕末・明治の名宝~金工、七宝、蒔絵、薩摩焼、彫刻
一般800円、大高中生500円、小学生300円。
問い合わせTEL075・532・4270(清水三年坂美術館)。
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2014/08/23/post_2562.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin-minpoイベント清水三年坂美術館 8月23日(土)~11月16日(日)10時~17時(月・火曜休、ただし祝日の場合開館。入館16時半まで)、清水三年坂美術館(京都市東山区清水3丁目337-1。市バス「清水道」下車徒歩7分、清水寺門前三寧坂北入。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・532・4270。
喫煙の習慣は16世紀後半以降に南蛮人(ポルトガル人)達により日本に伝えられたと言われています。長崎に伝わるや、途中の地方都市を飛び越えて、瞬く間に京都で大流行し、すぐに煙草が栽培され、国産の煙管が作られるようになりました。初期の頃の煙管は大作りでしたが、やがて携帯出来るように小型化し、煙管を収めるための煙管筒や刻み煙草を入れる袋と取り合わせて着物の帯にぶら下げて持ち歩くようになりました。さらには腰元のお洒落を演出するため、手の込んだ意匠のものや高価な素材を用いたものも作られるようになり、こうした「提げ物」は男女を問わず、重要な装身具としての機能をはたすようになっていきました。しかし、なんといっても見ごたえのある煙草入れが作られるようになるのは、明治以降。江戸幕府が崩壊し、廃刀令が出されると、今まで武家社会をパトロンとして刀装具を作っていた刀装金工達が、生活の為に「提げ物」の金具を作り始めたのです。彼らの卓越した技術と感性は、素晴らしい作品を次々と生み出していきました。
今展では、江戸後期から昭和初期にいたるまでの名工達が手掛けた粋な喫煙具を紹介します。
常設展=幕末・明治の名宝~金工、七宝、蒔絵、薩摩焼、彫刻
一般800円、大高中生500円、小学生300円。
問い合わせTEL075・532・4270(清水三年坂美術館)。kyomin-minpo
seinen@kyoto-minpo.comAdministrator京都イベントなび