20160611-02
6月11日(土)~9月4日(日)10時~17時(月曜休、祝日の場合開館、翌休。入館16時半まで)、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3。JR京都線「山崎」より徒歩10分。Pなし)TEL075・957・3123。

民藝運動の指導者・柳宗悦(1889─1961)は、急速な近代化によって失われつつあった民藝の品々に着目し、これまで顧みられることがなかった伝統的なものにこそ美が宿っていると唱え、新たな価値をつくり出しました。柳の思想に共感し、民藝運動をあつく支援したアサヒビール初代社長・山本爲三郎(1893─1966)は、自らも中国や朝鮮、オランダの古陶磁を蒐集したほか、イランやウズベキスタン、ハンガリーなど、当時ではあまり目を向けられていなかった中近東や東欧の古陶磁を蒐集することで新しい美をもとめました。これら古きものの中に新しい美を見いだしていた山本は、同じく伝統的なものに範を得て、現代的な造形に昇華した河井寬次郎(1890─1966)や濱田庄司(1894─1978)など、同世代の作家たちによる未来へ向けた美の創造についても深い理解を持ちあわせ、生涯にわたって彼らの支援を続けました。
山本爲三郎が新しい美をもとめて蒐集した各地の古陶磁の名品を中心に展示するほか、彼が未来を見据えて支援した同世代の作家たちによる名品を紹介し、山本の美意識と、芸術文化支援活動の業績に迫ります。

一般900円、大高生500円、障がい者手帳所持300円、中学生以下無料。

問い合わせTEL075・957・3123(総合案内)/FAX075・957・3126(アサヒビール大山崎山荘美術館)。

【関連イベント】

  • 講演会
    「幻の陶磁をもとめて─近世ヨーロッパの苦闘」
     6月12日(日)14時~15時 同館展示室2
     講師=樺山紘一(東京大学名誉教授/印刷博物館館長)

    「未来資源としての美意識」
     6月24日(金)14時~15時半 同館展示室2
     講師=原研哉(デザイナー/日本デザインセンター代表/武蔵野美術大学教授)

    「西アジアの酒宴美術史」
     6月25日(土)14時~15時半 同館展示室2
     講師=田辺勝美(東洋美術史学者)
     無料(要入館料)。各回定員50人(先着順)。対象は中学生以上 ※要申込

     FAXまたは往復はがきで(1)イベント番号・日時(2)参加者全員の氏名(3)住所(4)電話番号(5)FAX番号を明記のうえ、〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 大山崎山荘美術館「イベント係」まで申し込み。
     ※申込は1回につき2人まで
     ※往復はがきの場合、参加希望日1週間前必着

  • 夏休み企画 家族で楽しむクラシック音楽
     8月6日(土)、8月7日(日)①10時半②12時半③14時半 同館本館
     無料(要入館料)。※申込不要
  • アサヒ ラボ・ガーデン提携企画レクチャー「時をこえる美─工芸の名品たち」
     7月16日(土)14時~15時 アサヒラボ・ガーデン ※美術館では開催しません
     企画展の理解をより深めるためのレクチャー。
     講師=同館学芸員
     無料(要入館料)。定員40人(抽選)。
     ※アサヒ ラボ・ガーデンより要申込。6月中旬より受付
     アサヒ ラボ・ガーデン(大阪府大阪市北区小松原町2番4号大阪富国生命ビル4Fまちラボ内。JR「大阪」・各線「梅田」より5分)。
  • ギャラリートーク
    展覧会期間中、第2・第4土曜日14時~14時半、大山崎山荘美術館展示室
    学芸員による展示の見どころ解説。
    無料(要入館料)。※申込不要
https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2016/06/20160611-02.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2016/06/20160611-02-150x150.jpgkyomin-minpo美術館アサヒビール大山崎山荘美術館6月11日(土)~9月4日(日)10時~17時(月曜休、祝日の場合開館、翌休。入館16時半まで)、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3。JR京都線「山崎」より徒歩10分。Pなし)TEL075・957・3123。 民藝運動の指導者・柳宗悦(1889─1961)は、急速な近代化によって失われつつあった民藝の品々に着目し、これまで顧みられることがなかった伝統的なものにこそ美が宿っていると唱え、新たな価値をつくり出しました。柳の思想に共感し、民藝運動をあつく支援したアサヒビール初代社長・山本爲三郎(1893─1966)は、自らも中国や朝鮮、オランダの古陶磁を蒐集したほか、イランやウズベキスタン、ハンガリーなど、当時ではあまり目を向けられていなかった中近東や東欧の古陶磁を蒐集することで新しい美をもとめました。これら古きものの中に新しい美を見いだしていた山本は、同じく伝統的なものに範を得て、現代的な造形に昇華した河井寬次郎(1890─1966)や濱田庄司(1894─1978)など、同世代の作家たちによる未来へ向けた美の創造についても深い理解を持ちあわせ、生涯にわたって彼らの支援を続けました。 山本爲三郎が新しい美をもとめて蒐集した各地の古陶磁の名品を中心に展示するほか、彼が未来を見据えて支援した同世代の作家たちによる名品を紹介し、山本の美意識と、芸術文化支援活動の業績に迫ります。 一般900円、大高生500円、障がい者手帳所持300円、中学生以下無料。 問い合わせTEL075・957・3123(総合案内)/FAX075・957・3126(アサヒビール大山崎山荘美術館)。 【関連イベント】 講演会 ①「幻の陶磁をもとめて─近世ヨーロッパの苦闘」  6月12日(日)14時~15時 同館展示室2  講師=樺山紘一(東京大学名誉教授/印刷博物館館長) ②「未来資源としての美意識」  6月24日(金)14時~15時半 同館展示室2  講師=原研哉(デザイナー/日本デザインセンター代表/武蔵野美術大学教授) ③「西アジアの酒宴美術史」  6月25日(土)14時~15時半 同館展示室2  講師=田辺勝美(東洋美術史学者)  無料(要入館料)。各回定員50人(先着順)。対象は中学生以上 ※要申込  FAXまたは往復はがきで(1)イベント番号・日時(2)参加者全員の氏名(3)住所(4)電話番号(5)FAX番号を明記のうえ、〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 大山崎山荘美術館「イベント係」まで申し込み。  ※申込は1回につき2人まで  ※往復はがきの場合、参加希望日1週間前必着 夏休み企画 家族で楽しむクラシック音楽  8月6日(土)、8月7日(日)①10時半②12時半③14時半 同館本館  無料(要入館料)。※申込不要 アサヒ ラボ・ガーデン提携企画レクチャー「時をこえる美─工芸の名品たち」  7月16日(土)14時~15時 アサヒラボ・ガーデン ※美術館では開催しません  企画展の理解をより深めるためのレクチャー。  講師=同館学芸員  無料(要入館料)。定員40人(抽選)。  ※アサヒ ラボ・ガーデンより要申込。6月中旬より受付  アサヒ ラボ・ガーデン(大阪府大阪市北区小松原町2番4号大阪富国生命ビル4Fまちラボ内。JR「大阪」・各線「梅田」より5分)。 ギャラリートーク 展覧会期間中、第2・第4土曜日14時~14時半、大山崎山荘美術館展示室 学芸員による展示の見どころ解説。 無料(要入館料)。※申込不要京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ

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