3月18日(土)~5月28日(日)10時~17時(月曜休、但し祝日の場合翌火曜休。5月1日は開館。入館16時半まで)、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3。JR京都線「山崎」より徒歩10分。Pなし)TEL075・957・3123。

2017年は文豪 夏目漱石(1867−1916)の生誕150年にあたります。漱石は、生涯で4度京都を訪れており、その経験をもとに『虞美人草』(1907年)を著すなど、京都は漱石にとってさまざまな思い入れのある地でした。
1915年の4回目となる京都滞在中、漱石は関西の実業家 加賀正太郎(1888−1954)の熱心な招待に応え、大山崎に建設中であった加賀の山荘を訪ねました。若さあふれる20代の加賀は、大胆にも文豪の漱石に山荘の命名を依頼し、漱石は快く引き受けます。
 後日、帰京した漱石が加賀に宛てた書簡には、工事の進捗を気遣う内容や、創案した14もの呼称案を書き記しています。加賀に書簡を送った翌年に漱石は没し、翌々年の1917年に山荘は竣工しました(第一期工事)。
 漱石によるこの書簡は長らく所在が明らかではありませんでしたが、このたび確認され、漱石生誕150年そして大山崎山荘第一期工事竣工から100年目を迎えるこの記念すべき年に、当館で所蔵することとなりました。同展では、漱石が加賀に宛てた書簡を当館で初めて一般に公開するほか、漱石の日記や、ともに山荘を訪れた画家 津田青楓(1880-1978)らの作品も紹介し、漱石最後の京都滞在に迫ります。
 さらに、加賀正太郎が情熱を注ぎこの地で栽培した蘭を、後年図譜にまとめた『蘭花譜』も展示することで、大山崎山荘にまつわるさまざまな歴史を紐解きます。

一般900円、大高生500円、障がい者手帳所持300円、中学生以下無料。
※会期中展示替えあり

問い合わせTEL075・957・3123(総合案内)/FAX075・957・3126(アサヒビール大山崎山荘美術館)。

【関連イベント】
先生5度目の京都訪問が実現!! ―漱石アンドロイドが大山崎山荘へ―4月14日(金)~4月16日(日)

レクチャー「漱石の書簡から紐解く山荘の物語」
4月1日(土)14時~15時、アサヒ ラボ・ガーデン(大阪府大阪市北区小松原町2番4号大阪富国生命ビル4Fまちラボ内。JR「大阪」・各線「梅田」より5分)。
企画展の理解をより深めるためのレクチャー。
講師=同館学芸員
無料。定員先着40人。※アサヒ ラボ・ガーデンウェブサイトにて要申込 ※美術館では開催しません

ギャラリートーク
展覧会期間中第2・第4土曜日(但し5月27日を除く)14時~14時半、大山崎山荘美術館展示室
学芸員による展示の見どころ解説
無料。ただし美術館入館料は別途必要。※予約不要

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin-minpo美術館3月18日(土)~5月28日(日)10時~17時(月曜休、但し祝日の場合翌火曜休。5月1日は開館。入館16時半まで)、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3。JR京都線「山崎」より徒歩10分。Pなし)TEL075・957・3123。 2017年は文豪 夏目漱石(1867−1916)の生誕150年にあたります。漱石は、生涯で4度京都を訪れており、その経験をもとに『虞美人草』(1907年)を著すなど、京都は漱石にとってさまざまな思い入れのある地でした。 1915年の4回目となる京都滞在中、漱石は関西の実業家 加賀正太郎(1888−1954)の熱心な招待に応え、大山崎に建設中であった加賀の山荘を訪ねました。若さあふれる20代の加賀は、大胆にも文豪の漱石に山荘の命名を依頼し、漱石は快く引き受けます。  後日、帰京した漱石が加賀に宛てた書簡には、工事の進捗を気遣う内容や、創案した14もの呼称案を書き記しています。加賀に書簡を送った翌年に漱石は没し、翌々年の1917年に山荘は竣工しました(第一期工事)。  漱石によるこの書簡は長らく所在が明らかではありませんでしたが、このたび確認され、漱石生誕150年そして大山崎山荘第一期工事竣工から100年目を迎えるこの記念すべき年に、当館で所蔵することとなりました。同展では、漱石が加賀に宛てた書簡を当館で初めて一般に公開するほか、漱石の日記や、ともに山荘を訪れた画家 津田青楓(1880-1978)らの作品も紹介し、漱石最後の京都滞在に迫ります。  さらに、加賀正太郎が情熱を注ぎこの地で栽培した蘭を、後年図譜にまとめた『蘭花譜』も展示することで、大山崎山荘にまつわるさまざまな歴史を紐解きます。 一般900円、大高生500円、障がい者手帳所持300円、中学生以下無料。 ※会期中展示替えあり 問い合わせTEL075・957・3123(総合案内)/FAX075・957・3126(アサヒビール大山崎山荘美術館)。 【関連イベント】 ●先生5度目の京都訪問が実現!! ―漱石アンドロイドが大山崎山荘へ―4月14日(金)~4月16日(日) ●レクチャー「漱石の書簡から紐解く山荘の物語」 4月1日(土)14時~15時、アサヒ ラボ・ガーデン(大阪府大阪市北区小松原町2番4号大阪富国生命ビル4Fまちラボ内。JR「大阪」・各線「梅田」より5分)。 企画展の理解をより深めるためのレクチャー。 講師=同館学芸員 無料。定員先着40人。※アサヒ ラボ・ガーデンウェブサイトにて要申込 ※美術館では開催しません ●ギャラリートーク 展覧会期間中第2・第4土曜日(但し5月27日を除く)14時~14時半、大山崎山荘美術館展示室 学芸員による展示の見どころ解説 無料。ただし美術館入館料は別途必要。※予約不要京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ