1月17日(水)~3月17日(日)11時~19時(月曜休〔ただし2月12日を除く〕。2月13日~2月16日・2月20日、休)京都dddギャラリー(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F。地下鉄烏丸線「四条」駅2番出口より徒歩3分。Pなし)TEL075・585・5370。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください 

版画王国とも称される日本は、江戸時代に興った浮世絵の伝統と、明治時代に起点をもつ創作版画の伝統が並流し、独自の成熟を世界に示し続けてきました。1970年代、版画制作の現場に写真テクノロジーが流入し、さらに80年代以降はデジタルテクノロジーがそこに加わることで、現代版画はますます魅力的な表現領域として、その進化形を示すにいたっています。
いっぽうカナダでは、とりわけアルバータ州に点在する大学の版画専攻を拠点として活動する作家たちがもたらした、写真や映像の積極的な活用と手技による伝統的版画技法との融合を一つの特徴とする動きが大きな注目を集め、70年代以降、世界の現代版画の状況に確かな存在感を示し続けてきました。
日本とカナダは、太平洋を隔てた二つの地域でありながら「多様性」ともいうべき現代版画の成熟状況を共有しつつ、作家たちを中心に積極的に友好関係を深め、これまで大小さまざまな形で交流展が開催されてきました。
「MIRROR/MIRROR: カナダ・日本 現代版画ドキュメント」は、現代版画の多様性と成熟を共有し、かつ創作の前提としつつも、安住を好まず変革を継続する、両国の野心的な作家たちによる格闘の諸相を紹介する展覧会です。技法や形式によって領域を確定することが無意味とも思える現代の美術状況の中で、今あえて版画にこだわることによって生み出される表現の質とは何か?―切実であり、また普遍性をもったこの問いに対して、出品者16様の解答が試みられることになるでしょう。
同展では、各作家の試みを二つの鏡に映し出し、照らし合わせ、相互に覗き込むことが可能な状況を設定し、広く観衆に開放することを目指します。日加修好95周年を迎える本年、両国の版画表現の現況や歴史を知ることを通して、二つの文化の相互理解をさらに深める場となれば幸いです。 京都dddギャラリー

【前期】1月17日(水)~2月12日(月・祝)/デレク・ベサント、アレクサンドラ・ヘイセカー、ウォルター・ジュール、ウィリアム・ラング、金 光男、清野 耕一、高橋 耕平、吉岡 俊直
【後期】2月17日(土)~3月17日(日)/ショーン・コーフィールド、ルネ・デロウィン、リズ・イングラム、トレイシー・テンプルトン、加納 俊輔、木村 秀樹、大﨑 のぶゆき、大島 成己

無料。

問い合わせ TEL075・585・5370(京都dddギャラリー)

【関連イベント】
シンポジウム「カナダ・日本 現代版画ドキュメント─制作の現場から」/2月12日(月・祝)14時~16時半、京都経済センター 6F 6-C号室(京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地)

出展作家=デレク・ベサント、ショーン・コーフィールド、アレクサンドラ・ヘイセカー、ウィリアム・ラング、トレイシー・テンプルトン、加納俊輔、金光男、木村秀樹、清野耕一、大﨑のぶゆき、大島成己、高橋耕平、吉岡俊直
※逐次通訳あり

無料。
※定員100人
※要申込み こちら〔1月17日より受付〕

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2024/01/20240117-01.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2024/01/20240117-01-150x150.jpgkyomin-minpo画廊・ギャラリー1月17日(水)~3月17日(日)11時~19時(月曜休〔ただし2月12日を除く〕。2月13日~2月16日・2月20日、休)京都dddギャラリー(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F。地下鉄烏丸線「四条」駅2番出口より徒歩3分。Pなし)TEL075・585・5370。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください  版画王国とも称される日本は、江戸時代に興った浮世絵の伝統と、明治時代に起点をもつ創作版画の伝統が並流し、独自の成熟を世界に示し続けてきました。1970年代、版画制作の現場に写真テクノロジーが流入し、さらに80年代以降はデジタルテクノロジーがそこに加わることで、現代版画はますます魅力的な表現領域として、その進化形を示すにいたっています。いっぽうカナダでは、とりわけアルバータ州に点在する大学の版画専攻を拠点として活動する作家たちがもたらした、写真や映像の積極的な活用と手技による伝統的版画技法との融合を一つの特徴とする動きが大きな注目を集め、70年代以降、世界の現代版画の状況に確かな存在感を示し続けてきました。日本とカナダは、太平洋を隔てた二つの地域でありながら「多様性」ともいうべき現代版画の成熟状況を共有しつつ、作家たちを中心に積極的に友好関係を深め、これまで大小さまざまな形で交流展が開催されてきました。「MIRROR/MIRROR: カナダ・日本 現代版画ドキュメント」は、現代版画の多様性と成熟を共有し、かつ創作の前提としつつも、安住を好まず変革を継続する、両国の野心的な作家たちによる格闘の諸相を紹介する展覧会です。技法や形式によって領域を確定することが無意味とも思える現代の美術状況の中で、今あえて版画にこだわることによって生み出される表現の質とは何か?―切実であり、また普遍性をもったこの問いに対して、出品者16様の解答が試みられることになるでしょう。同展では、各作家の試みを二つの鏡に映し出し、照らし合わせ、相互に覗き込むことが可能な状況を設定し、広く観衆に開放することを目指します。日加修好95周年を迎える本年、両国の版画表現の現況や歴史を知ることを通して、二つの文化の相互理解をさらに深める場となれば幸いです。 京都dddギャラリー 【前期】1月17日(水)~2月12日(月・祝)/デレク・ベサント、アレクサンドラ・ヘイセカー、ウォルター・ジュール、ウィリアム・ラング、金 光男、清野 耕一、高橋 耕平、吉岡 俊直【後期】2月17日(土)~3月17日(日)/ショーン・コーフィールド、ルネ・デロウィン、リズ・イングラム、トレイシー・テンプルトン、加納 俊輔、木村 秀樹、大﨑 のぶゆき、大島 成己 無料。 問い合わせ TEL075・585・5370(京都dddギャラリー) 【関連イベント】シンポジウム「カナダ・日本 現代版画ドキュメント─制作の現場から」/2月12日(月・祝)14時~16時半、京都経済センター 6F 6-C号室(京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地) 出展作家=デレク・ベサント、ショーン・コーフィールド、アレクサンドラ・ヘイセカー、ウィリアム・ラング、トレイシー・テンプルトン、加納俊輔、金光男、木村秀樹、清野耕一、大﨑のぶゆき、大島成己、高橋耕平、吉岡俊直※逐次通訳あり 無料。※定員100人※要申込み こちら〔1月17日より受付〕京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ