松尾スズキ・リアルワークプロジェクト『命、ギガ長スzzz』
2月25日(日)14時開演(13時半開場)、京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・9207。
作・演出=松尾スズキ
出演=末松萌香、田中愛乃、丹野琳仁、藤村栞那、松浦輝海、三井春花、八上心寧、山川豹真
サポートメンバー=等々力静香
〈あらすじ〉80代で認知症気味の母親・エイコと、50になってもニートでアルコール依存症の息子・オサム。そんな彼らの貧しい生活を撮影しようと、ドキュメンタリー作家志望の芸大生・アサダがやってくる。カメラに映るのは、うまい棒ばかり食べる陽気なエイコと、母の少ない年金を頼りに、お酒ばかり楽しむオサム。アサダは2人の本心を掴めないことに悩むが、ある夜、教授キシとの関係を介して、この親子の実態に迫っていくーーー。
35年ほど芝居をやってきましたが、初めて大学の学生たちと演劇を作りました。演劇を学んでいるものもいれば、文芸、映画、デザインを専攻しているものまで舞台にあげてしまいます。だから言ってしまえば純然たる素人と芝居を作ろうというのです。素人でもありZ世代でもある彼ら。初めはあまりの共通言語のなさに、戸惑い、あまりの体の弱さに心配し・・・気がつけば、東京に帰っても延々彼らのことを考え続けているのです。彼らがどうすればこの年で「なにかをへて」「なにかをえて」くれるのか、ああだこうだと思い、試行錯誤の日々でした。正直、苦しかった。それでも、思えば自分もデザイン学科の身ながら、大学時代演劇に出会い、そのおもしろさにのめりこみ、今があるわけです。
ズブの素人でした。そう思えば、なにやら彼らが愛おしく、演劇のとてつもない魅力を少しでも感じてもらやあいいじゃないかと開き直り、なんとかここまで漕ぎ着けました。自分が彼らを成長させられたのか、彼らが自分を成長させてくれたのか。それは、きっとおいおいこの先、わかってくるのだと思います。(松尾スズキ)
※終演後、学生による本プロジェクトを振り返るトーク企画あり
●一般(京都市以外にお住まいの方)/500円。申し込みこちら
●〈ふるさと納税を活用した大学における地域連携等推進事業〉補助金により、京都市民もしくは京都市内の学校に通う学生の方/無料。申し込みこちら
※当日清算
※全席自由
※要予約
※託児あり/生後6カ月以上7歳未満対象、1人1500円、申し込み2月16日、17時まで、問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)
問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)。
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2024/02/25/post-74867.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2024/01/20240225-02.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2024/01/20240225-02-150x150.jpg舞台2月25日(日)14時開演(13時半開場)、京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・9207。 作・演出=松尾スズキ出演=末松萌香、田中愛乃、丹野琳仁、藤村栞那、松浦輝海、三井春花、八上心寧、山川豹真サポートメンバー=等々力静香 〈あらすじ〉80代で認知症気味の母親・エイコと、50になってもニートでアルコール依存症の息子・オサム。そんな彼らの貧しい生活を撮影しようと、ドキュメンタリー作家志望の芸大生・アサダがやってくる。カメラに映るのは、うまい棒ばかり食べる陽気なエイコと、母の少ない年金を頼りに、お酒ばかり楽しむオサム。アサダは2人の本心を掴めないことに悩むが、ある夜、教授キシとの関係を介して、この親子の実態に迫っていくーーー。 35年ほど芝居をやってきましたが、初めて大学の学生たちと演劇を作りました。演劇を学んでいるものもいれば、文芸、映画、デザインを専攻しているものまで舞台にあげてしまいます。だから言ってしまえば純然たる素人と芝居を作ろうというのです。素人でもありZ世代でもある彼ら。初めはあまりの共通言語のなさに、戸惑い、あまりの体の弱さに心配し・・・気がつけば、東京に帰っても延々彼らのことを考え続けているのです。彼らがどうすればこの年で「なにかをへて」「なにかをえて」くれるのか、ああだこうだと思い、試行錯誤の日々でした。正直、苦しかった。それでも、思えば自分もデザイン学科の身ながら、大学時代演劇に出会い、そのおもしろさにのめりこみ、今があるわけです。ズブの素人でした。そう思えば、なにやら彼らが愛おしく、演劇のとてつもない魅力を少しでも感じてもらやあいいじゃないかと開き直り、なんとかここまで漕ぎ着けました。自分が彼らを成長させられたのか、彼らが自分を成長させてくれたのか。それは、きっとおいおいこの先、わかってくるのだと思います。(松尾スズキ) ※終演後、学生による本プロジェクトを振り返るトーク企画あり ●一般(京都市以外にお住まいの方)/500円。申し込みこちら●〈ふるさと納税を活用した大学における地域連携等推進事業〉補助金により、京都市民もしくは京都市内の学校に通う学生の方/無料。申し込みこちら※当日清算※全席自由※要予約※託児あり/生後6カ月以上7歳未満対象、1人1500円、申し込み2月16日、17時まで、問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター) 問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)。kyomin-minpo seinen@kyoto-minpo.comAdministrator京都イベントなびスポンサーリンク