リラ(英名ライラック)【モクセイ科ハシドイ属】
初夏を思わせる日差しの頃に、リラが咲き始める。白いリラはかなりの老木で、太い幹はすでに朽ちている。今でも花をつけるのは脇枝。一度は弱ったものの、再び元気を取り戻している。
フランス好きの父の影響で、仏名のリラと呼んでいる。
初夏を思わせる日差しの頃に、リラが咲き始める。白いリラはかなりの老木で、太い幹はすでに朽ちている。今でも花をつけるのは脇枝。一度は弱ったものの、再び元気を取り戻している。
フランス好きの父の影響で、仏名のリラと呼んでいる。
あれはイースターの頃のパリ。ロダン美術館を訪れると、庭には何本ものリラがうす紫の房を満開にしていた。その光景を見ながら、心は京都の庭の白リラに思いを馳せた。
リラには青空が似合う。お天気の日には、高い香りに熊蜂が羽音をうならせ密や花粉集めに余念なく、葉キリバチは器用に葉を円く切り取っては、それをまるめて前足に抱えて飛び去ってゆく。そんな様子を飽きずに眺める。そして、庭でお昼ご飯。大きな床几にはお布団を干して。ふっくらしたお布団は太陽のええ匂い。仰向けに寝そべって日向ぼっこ。
子供の頃は、白い雲がゆっくりと流れて見えるだけだった。
リラには青空が似合う。お天気の日には、高い香りに熊蜂が羽音をうならせ密や花粉集めに余念なく、葉キリバチは器用に葉を円く切り取っては、それをまるめて前足に抱えて飛び去ってゆく。そんな様子を飽きずに眺める。そして、庭でお昼ご飯。大きな床几にはお布団を干して。ふっくらしたお布団は太陽のええ匂い。仰向けに寝そべって日向ぼっこ。
子供の頃は、白い雲がゆっくりと流れて見えるだけだった。
歌羊さま
草木への愛情がこもった、優しい絵ですね。
先ほど杉本家保存会のホームページで、リラの花がらを摘む
理事長様のお姿を拝見しました。白い花がらを運ぶ蟻さんも…。
ほんとに、四条通りからすぐの場所とは思えない、のどかな風景ですね。
これからも楽しみにしています。