京童 十七文字のうた

峰打ちにして欲しかった派遣切り

峰打ちにして欲しかった派遣切り
 企業エゴで従業員を「調整」する派遣切り。社のために尽くしてくれた従業員の首を切る。封建時代でさえ、峰打ちという形だけの首切りで一命を助ける武士の情けがあった。
「川柳草原5月号」より
2009年6月 1日 10:00 |コメント0
選者:八木勲 プロフィール
1939年、京都市生まれ。61年、同志社大学卒業後、広告会社に勤務。川柳を各紙に投稿し、98年、「今ワシは何党かねと秘書に聞き」の作品で「毎日新聞万能川柳年間大賞特別賞」を受賞。03年には「週間しんぶん京都民報」にエッセイ「川柳世相つれづれを」連載。著書に「一駅一章 世相あれこれ五七五」(新葉館出版)。「川柳瓦版の会」同人、「京都番傘」同人。08年から「週間しんぶん京都民報」の読者の文芸の選者を務める。
八木 勲の世界 「世相あれこれ五七五」川柳&冠句

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