早期発見のために
まずこうした原因となる病気をもっている場合は十分にその治療をすることが狭心症発病の予防につながるわけですが、不幸にも狭心症に進行してしまった場合は、早期に発見して、さらに悪化しない対応策をとることが重要です。
早く気づくためには狭心症の症状に関して知る必要があります。胸痛を訴える方が多く、その部位は胸の中央からみぞおちにかけての比較的広い範囲です。「息が詰まるような」「しめつけられるような」「圧迫されるような」痛みを感じます。体の表面にチクチクやズキンズキンと痛みを感じるものではなく、体の深いところから現れるような感じがします。発作の持続時間は比較的短く、数十秒から数分間程度がほとんどです。強い胸痛が30分以上続く場合は心筋梗塞を疑う必要があります。
こうした症状が出た場合はすぐに病院を受診してください。夜中であっても決して朝まで我慢してはいけません。病院では猶予があればまず患者さんからお話を聞き、痛くなった経過や程度、その変化、場所などを調べていきます。これを問診といいますが、何よりも重要な情報です。続いて聴診など診察を行ない、心電図などの簡便に出来る検査を行います。こうした診察や簡易検査などから狭心症が濃厚に疑われた場合はさらなる検査を行ないます。その代表的なものに心臓超音波検査(心エコー図検査)があります。
1年で4000万回収縮
心臓は一生涯休むことなく働き続けており、1日に約10万回、1年で4000万回収縮と拡張を繰り返しています。そこから送り出される血液は1分間に約5リットル、1日で7000リットルにもなります。このように心臓は人間が生きていく上で非常に大切な臓器ですが、日々の不適切な食事や生活習慣が心臓に大きな悪影響を及ぼしています。その中の代表的な心臓病に虚血性心疾患という名で総称される狭心症や心筋梗塞があります。心臓に血液を供給する冠動脈が動脈硬化によって狭さくし、心筋に十分な血液が送られなくなるために起こります。このような冠動脈の動脈硬化には高血圧や脂質異常、糖尿病、肥満、喫煙などが深くかかわっています。まずこうした原因となる病気をもっている場合は十分にその治療をすることが狭心症発病の予防につながるわけですが、不幸にも狭心症に進行してしまった場合は、早期に発見して、さらに悪化しない対応策をとることが重要です。
息がつまる、圧迫される
症状早く気づくためには狭心症の症状に関して知る必要があります。胸痛を訴える方が多く、その部位は胸の中央からみぞおちにかけての比較的広い範囲です。「息が詰まるような」「しめつけられるような」「圧迫されるような」痛みを感じます。体の表面にチクチクやズキンズキンと痛みを感じるものではなく、体の深いところから現れるような感じがします。発作の持続時間は比較的短く、数十秒から数分間程度がほとんどです。強い胸痛が30分以上続く場合は心筋梗塞を疑う必要があります。
症状でればすぐに受診
診断法こうした症状が出た場合はすぐに病院を受診してください。夜中であっても決して朝まで我慢してはいけません。病院では猶予があればまず患者さんからお話を聞き、痛くなった経過や程度、その変化、場所などを調べていきます。これを問診といいますが、何よりも重要な情報です。続いて聴診など診察を行ない、心電図などの簡便に出来る検査を行います。こうした診察や簡易検査などから狭心症が濃厚に疑われた場合はさらなる検査を行ないます。その代表的なものに心臓超音波検査(心エコー図検査)があります。