京童 十七文字のうた

キツツキが正論ばかり吐きにくる

キツツキが正論ばかり吐きにくる
 キツツキは樹木の穴の中にいる虫を樹木を嘴で叩いておびき出してから食べる。キツツキが嘴で樹木を叩くことを正論を吐くと詠んだ。耳に痛い事を言われると政治家も穴から這い出してくる。そこを逃がすなと、ますみさん。
「川柳・交差点」10月号より
2009年10月12日 10:00 |コメント1
選者:八木勲 プロフィール
1939年、京都市生まれ。61年、同志社大学卒業後、広告会社に勤務。川柳を各紙に投稿し、98年、「今ワシは何党かねと秘書に聞き」の作品で「毎日新聞万能川柳年間大賞特別賞」を受賞。03年には「週間しんぶん京都民報」にエッセイ「川柳世相つれづれを」連載。著書に「一駅一章 世相あれこれ五七五」(新葉館出版)。「川柳瓦版の会」同人、「京都番傘」同人。08年から「週間しんぶん京都民報」の読者の文芸の選者を務める。
八木 勲の世界 「世相あれこれ五七五」川柳&冠句

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コメント

キツツキは「嘴で叩いておびき出して」いるわけではありませんよ。
幹に穴を穿って、舌で虫を引きずり出して採食します。そのため、彼らは非常~~に長~い舌を持っています。舌の先端は「かえし」のような棘におおわれていて、それで引っ掛けて捕虫します。虫が這い出してくるのではないのです。

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