京童 十七文字のうた

究極はガン細胞も灰になる

究極はガン細胞も灰になる
 ガン細胞は肉体にとりついてから、最後は人間を全部食いつくし滅ぼしてしまう。降参をすれば良いものを、最後は亡くなった人間と共にガンは自分も一緒に焼かれてしまうのである。降参すればよいものを、ばかな細胞である。
「川柳マガジン05年6月号」より
2009年11月24日 10:00 |コメント0
選者:八木勲 プロフィール
1939年、京都市生まれ。61年、同志社大学卒業後、広告会社に勤務。川柳を各紙に投稿し、98年、「今ワシは何党かねと秘書に聞き」の作品で「毎日新聞万能川柳年間大賞特別賞」を受賞。03年には「週間しんぶん京都民報」にエッセイ「川柳世相つれづれを」連載。著書に「一駅一章 世相あれこれ五七五」(新葉館出版)。「川柳瓦版の会」同人、「京都番傘」同人。08年から「週間しんぶん京都民報」の読者の文芸の選者を務める。
八木 勲の世界 「世相あれこれ五七五」川柳&冠句

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