京童 十七文字のうた

ぬぎすててうちが一番よいという

ぬぎすててうちが一番よいという
 有名な水府(すいふ)さんの登場です。1892年(明治25年)三重県生れ。番傘川柳の創始者の一人で「本格川柳」を提唱。読売(大阪)時事川柳の初代選者を53年から務めました。川柳瓦版の会も59年に創立しました。65年73歳で死去。この句は遠出から帰って我が家でくつろいだ心境を詠っています。水府代表作のひとつ。
新葉館版「岸本水府の川柳と詩想」より
2009年12月27日 10:00 |コメント0
選者:八木勲 プロフィール
1939年、京都市生まれ。61年、同志社大学卒業後、広告会社に勤務。川柳を各紙に投稿し、98年、「今ワシは何党かねと秘書に聞き」の作品で「毎日新聞万能川柳年間大賞特別賞」を受賞。03年には「週間しんぶん京都民報」にエッセイ「川柳世相つれづれを」連載。著書に「一駅一章 世相あれこれ五七五」(新葉館出版)。「川柳瓦版の会」同人、「京都番傘」同人。08年から「週間しんぶん京都民報」の読者の文芸の選者を務める。
八木 勲の世界 「世相あれこれ五七五」川柳&冠句

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