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甘楽花子 坤庵
秋風に 初雁がねぞ聞こゆなる たがたまづさを かけてきつらむ 紀友則 裏千家十四代お家元淡々斎宗匠のお好みで、蒸羊羹製と葛製と有り、どちらも百合根の蜜煮の薄切りが入っております。黒い生地の中に百合根の白が夜空の雁を思わせます。形もへらと杓子で丸めたままのざんぐりとした茶味を感じさせるものです。