申入書一枚で解雇撤回
(協力:京都労働相談センター)
人権無視した解雇理由・常識を逸脱し不快感を与える-組合加入し、解雇撤回
相談者:Aさん・女性(京都在住)アパレル
デザイナー
京都のあるアパレル企業でデザイナーとして2年近く働いてきたが10月初めのある日突然、明日から来なくて良いと解雇を告げられる。納得にいかないAさんは解雇理由書を請求、理由書を見たAさんは、まったく身に覚えない人権を無視した内容に怒り心頭で相談に見えました。理由書を見ると「職務遂行能力がない」「業務上のミスが多い」「協調性・業務姿勢が成っていない」他人に不快感を与える」等々でした。
対 応 解雇理由は全く客観的に見て合理的な
理由を欠いている。従って労働局の「あっせん」等で解決する事も出来ますが、労働組合に加入
して団体交渉で解雇を撤回させることが出来ますとアドバイス。Aさん即座に組合に加入する
ことを決意されたのでセンターは、合同繊維労組を紹介。合同繊維労組は仲間づくり等を説明
すると同時に解雇撤回を申し入れ文書を、内容証明郵便で会社に送付しました。
結 果 数日後、合同繊維労組からの申入書を
見た会社は団体交渉をする迄もなくAさんの解雇撤回は撤回しますと謝罪のTELをしてきました。後日文書が送付されてきました。
Aさんは、「職場復帰が出来、仲間から祝福されて労働組合・相談センターに相談して本当に良かった」と語っています。