労働相談
このサイトは京都民報社のコンテンツです。

労働に関する悩み相談

専門でない体育クラブ指導と前任者によるパワハラ、長時間労働でうつ発症

(協力:京都労働相談センター)
相談者:Sさん(女性)

相談内容: 相談内容:2006年春に常勤講師として採用されたSさん(女性)は、授業の他に専門外のスポーツクラブの指導をまかされました。部員への技術指導や集団としてのまとめなど、一生懸命やってきたが生徒や保護者との信頼関係が、前任コーチの妨害で築けませんでした。前任のコーチはSさんに暴言を吐いたり様々ないやがらせを行いました。また、時には100時間を超える時間外労働、クラブの技術指導・計画立案・会場確保などが原因で、2006年10月にはうつ病を発症。2007年11月に労働災害を申請し、2008年2月に過重な任務やトラブル、学校側の支援不足を理由に心理的負荷を「強」と評価し、労災認定されました。


不規則・長時間勤務、長い通勤時間、非協力的な人間関係でくも膜下出血発症

(協力:京都労働相談センター)
相談者:Yさん((男性・59歳)

相談内容: 相談内容:2007年1月より子会社へ出向を命じられたYさん((男性・59歳)の勤務先は、滋賀県境のトンネル料金所、京都市内の自宅からバスを乗り継いで最後は歩道がないトンネル内を20分歩いて、2時間半かかるという長い通勤時間。職場は職員の不誠実な勤務態度、金銭の不正問題、売上減などの問題を抱えており、次期請負契約を獲得するために、体質改善の任務をYさんに課していました。
ところが仕事内容は、(1)泊まり勤務を含む不規則で深夜交代もある20時間に近い拘束時間が長い勤務、(2)持ち帰りの仕事がザラにある、(3)通勤時間が長く睡眠時間が確保されない、(4)職場内の従業員の非協力的な状況によるストレス…などがあり、業務上災害として決定されました。命は取り留めたが、失語症などがあり、現在リハビリに励んでおられます。


納品期限に追われ重量物を手作業で運搬、腰痛で入院。会社は解雇を通告

(協力:京都労働相談センター)
相談者:Oさん(男性・39歳)

相談内容: 相談内容:2007年8月に入社したOさん(男性・39歳)は、ある大企業に入り込み、運送関係の仕事をしていました。11月初旬には歩きづらいほど足が痛かったが、仕事を続けていたところ、ついに動くことが出来ず、1週間入院しました。
その後も思わしくなく療養を続けていましたが、会社は6ヶ月契約の切れる2008年1月末に「雇い止め」を通告してきました。相談に来られて早速、京都職対連と連携し、労働災害を申請。2月中旬には仕事を理由とした「災害性腰痛」と判断され、労災認定が行われました。

戻る 労働相談へ戻る
当Webサイト内に掲載の記事、画像などの無断転載を一切禁じます。
すべての著作権は京都民報社および情報提供者に帰属します。