「三人吉三巴白浪」は、お嬢、お坊、和尚の、ともに吉三と名乗る三人の盗賊の話である。白浪の語源は、中国後漢末に掠奪を働いた白浪賊の故事からきている。 河竹黙阿弥はこの白浪物の代表的作家と言われた。他に「青砥稿花紅彩画」(あおとぞうしはなのにしきえ)通称は「白浪五人男」、「嶋鵆月白浪」(しまちどりつきのしらなみ)などがある。
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