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錦紗縮緬(きんしゃ ちりめん)

錦紗
錦紗の古布を使ったお人形
 和裁で、10歳前後の子供の着物を「四(よ)つ身」と申します。
 女の子の赤い柄の着物は、とっても可愛いです。終戦前後に多く織られました。お正月に着せてもらった思い出のある方も多いことでしょう。
 縮緬は重さで値が決まります。軽いにもかかわらず、経(たて)糸の目がつまり、横糸も細く、シボ立ちも細かくて、撚りの強い錦紗は価格も庶民的でしたから、多くの人に愛されました。今は、裏地、兵児(へこ)帯、襦袢用として用いられております。しかし、昔のような四つ身の赤い柄の錦紗はもう織られていないと言われています。

コメント

可愛らしいお人形ですね!
「錦紗」というと…古布のハギレでよく見かけますね。
独特の風合いがあって好きなのですが、そういえば、古着以外で表地に使われているのはあまり見かけませんね。今は出回ってないとは、いささか残念。