着物美人
菊名由紀恵さん 和都凛衣(ワトリエ)縁屋 店長
一昨年9月から着物や帯、和装小物を販売する店の店長を勤めています。毎日、和服を着ての接客が楽しくて仕方ありません。着物と帯の取り合わせや帯揚げ、半襟の色使いなど組み合わせは千変万化。まず自分で試してみて、思わぬ取り合わせでお客様にも喜んでいただけたらと思っています。
着物にはまったのはOL時代に母親に勧められて始めた着付け教室がきっかけでした。毎週1回、4年間通い、肌着の付け方から花嫁衣裳の着付けまで一通り学びました。折角覚えた技術を忘れたくないと、OLをやめ、百貨店の浴衣売場や呉服店でアルバイトもしながら、チャンスを待っていました。当時は接客が苦手で「いらっしゃいませ」が中々いえなかったんですよ。しばらくしてチャンス到来。御縁あって今の会社社長に出会い、この仕事をまかされることにになりました。
呉服産業は斜陽と言われますが、決してそうではないと思っています。私は大阪生まれの難波っ子で、京都にきたのは2年前。京都は、若い人から年配の方まで着物を着ている人が多いのにびっくりしました。店にも着物が着たいといらっしゃる方やカップルで浴衣を求めに訪れる方、お子様の入学式に訪問着をなど、皆さん着物を着たい方が本当に多く、さすが京都だなあと思います。
京都と着物、どちらも奥が深いです。油断せず、勉強もしながら、気軽に楽しめる着物をプロデュースしていきたいと思います。
お店のサイト:和都凛衣縁屋
http://www.watelierenya.com/index.html