イベント情報
「日本女性の時代装束展」 着物姿の方は無料
古墳時代から江戸後期まで、歴史をとく百余領の興奮
昭和6年から8年の間、京都の染織業界の人々が中心となって、「染織祭」が盛大に開催されました。第3回「染織祭」の折には、古墳時代より江戸時代後期にいたる100余領の時代装束が、確かな時代考証と技術技法をもとに復元され、山車をくりだし、4キロメートルにも及ぶパレードが行われました。このときの装束は、現在、社団法人京都染織文化協会に収蔵されており、今回、その時代衣装を時代推移で初展示する運びとなりました。当時の技術を惜しみなく注ぎ込んだすばらしい装束には、往時の京都の染織技術の高さ、衣装に対する豊かな情熱を感じ取ることができます。
残念なことに経年により劣化が進み、一堂に展示されるのはこれが最後となるかもしれません。昭和初期の染織技術はもはや失われてしまったものもあり、染織史的にも貴重な展示となります。
着物に興味をお持ちの方は、この機会にぜひ足をお運びになり、京の匠の技を間近でご覧ください。
入場料一般800円のところ、着物姿の方は無料。
開催日:2008年3月6日(木)~15日(土)
開催場所
- 京都市美術館(京都市左京区円勝寺町124 岡崎公園内)
- (主 催)社団法人京都染織文化協会
各時代テーマ
- 古墳時代 織殿参進の織女
- 奈良時代 歌垣
- 平安時代 祭りのころ
- 鎌倉時代 物詣の女房
- 室町時代 諸職の女たち
- 桃山時代 醍醐の花見
- 江戸前期 小町踊り
- 江戸後期 京女の晴着