おでかけレポート
半衿付けレッスンと初風炉の茶会
皆さん熱心に説明を聞いてます
半衿付けは、あめやさんのおばあ様が実際に衿付けをしながら、マチ針の打ち方から縫い方まだ丁寧にアドバイスいただきました。ポイントは、半衿のアイロン掛けとマチ針を打つ場所。
襦袢の襟中心と半衿の中心を合わせて、襦袢の裏側から縫い付けていきます。端の縫い目はざっくりと、衿肩開きから中心のあたりはこまかい縫い目で引っ張り気味に、並縫いで付けていきます。裏返して同じように縫っていきます。これまでかがっていた私は、目からウロコ。こんなにアバウトな縫い方でもいいのか…。
続いて、単衣の季節の着物と帯のコーディネート。単衣の着用時期は6月と9月の2カ月ですが、昨今は温暖化で5月から着ている人も増えており、正式な場や茶席以外ならOKと、着用時期が延びています。年に2カ月しか着る機会がない…と単衣のお洒落を諦める方も多いですが、1年に3カ月着られると思えば、もっと単衣を楽しめるのでは?
帯は初夏には涼しげな色で、秋は少し濃いめの色目でおちついた雰囲気にまとめます。帯揚や帯締めの小物ひとつでもガラッと雰囲気が変わるのも着物の楽しみです。
お茶会は、裏千家茶道師範でもある最慶氏のお点前。茶会のテーマは「初風炉 銘水点」。
風薫る初夏の装いで、水は京都三名水のひとつ、梨木神社の名水。
まずは、軸の鑑賞から。「薫風自南来 殿閣生微涼」。さわやかな風が南から吹いて宮殿を吹き抜けていく。忙しいとそんな微妙な季節に気がつかないこともありますが、かすかな風にも心を留め、共に春の到来を喜びましょう。禅語の奥深さに一同、ため息。
花は菖蒲、水指は釣瓶に注連飾り。茶杓の銘は「洗心」。主菓子は「甘楽 花子」さんの「水鏡」。薄い緑色の白餡をういろうで包み、水紋が付けてあります。さらにその上に青もみじ型を抜きとったういろうで包むという手のこんだ創作菓子です。その美しさに「食べるのがもったいない」の声も。
外は真夏のような暑さでしたが、心静かに、薫風を感じたお茶会でした。
風薫る初夏の装いで、水は京都三名水のひとつ、梨木神社の名水。
まずは、軸の鑑賞から。「薫風自南来 殿閣生微涼」。さわやかな風が南から吹いて宮殿を吹き抜けていく。忙しいとそんな微妙な季節に気がつかないこともありますが、かすかな風にも心を留め、共に春の到来を喜びましょう。禅語の奥深さに一同、ため息。
花は菖蒲、水指は釣瓶に注連飾り。茶杓の銘は「洗心」。主菓子は「甘楽 花子」さんの「水鏡」。薄い緑色の白餡をういろうで包み、水紋が付けてあります。さらにその上に青もみじ型を抜きとったういろうで包むという手のこんだ創作菓子です。その美しさに「食べるのがもったいない」の声も。
外は真夏のような暑さでしたが、心静かに、薫風を感じたお茶会でした。