グレーガンがやって来る!
9月5日開幕のトップリーグ(TL)で、日本ラグビー史上最高の助っ人がやってきます。「世界最高のスクラムハーフ」と呼ばれた元豪州代表キャプテンのジョージ・グレーガン選手です。サントリーサンゴリアスでプレーします。
グレーガンは1973年、ザンビア・ルサカ生まれ、オーストラリア・キャンベラ出身の35歳。94年イタリア戦を皮切りに、3度のW杯(99年、03年、07年)に出場。歴代最高の139キャップを持ち、文字通り世界最高の選手の1人です。173センチ、79キロと小柄ながら強じんな肉体と抜群のキャプテンシーで、01年からはキャプテンとしてワラビーズを牽引。SOスティーブン・ラーカムとのハーフコンビは世界一と称されました。
そのプレーを物語るのが、00年シドニーで行われた宿敵オールブラックスとのテストマッチ。3人のディフェンダーを弾き飛ばし、タッチライン沿いを爆走していた196センチ・120キロの巨漢WTBロムーをなんとタックル一撃で沈めたのです。
サンゴリアス・清宮監督が自身のブログで、「優勝に向けてプレーで貢献してくれることだけでなく、世界のトップの心技体を見せることで、選手たちの見本となってくれることをを期待しています」と語るように、日本のラグビーファンにも素晴らしいプレーを見せてほしいものです。
今期はなんとグレーガンとハーフコンビを組んだラーカムもリコー・ブラックラムズ(トップイースト)でプレーするほか、元オールブラックス主将のFLルーベン・ソーンもヤマハ・ジュビロ入りなど大物外国人が目白押し。TL開幕が待ち遠しくなってきました。ちなみに大阪・花園で10月19日、サンゴリアス対ジュビロの試合があります。関西在住のファンは見逃せない一戦です。
July 16, 2008