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コラム「楕円球」

聖地・菅平へ行ってきました(3) 満天夜空に再訪誓う

 ノーサイド後、急いで31番グラウンドへ。東福岡対東海大仰星がやっている、まだ前半。一昨年前の花園決勝のカード。さすがに東福岡、例年通り個々の能力が高い。いつでも誰でもゲインできるといった様子。一方仰星も負けてはいない。個々ではやや劣るも組織がしっかりしている。組織でつなぎ組織で守る。この試合はほとんど互角。途中からの観戦のため結果はわからないが、双方全国のトップレベルにあることは間違いない。花園が楽しみだ。

 8月1日からいっせいにルール変更が行われたことによる影響は予想していたほどではなかった。というよりも、まだ期間が短く、どのチームも研究できていないといった方が正しいのかも知れない。外から見るかぎり、ラグビーが違うスポーツのように見えることは無かった。しかし、これから公式戦に向け各チーム、レフリーは忙しくなりそうだ。

 豪華な試合を3試合も観戦できて満足しながら少し高原を降りた温泉で長距離運転の疲れを癒し、名物のそばを食べ、再び高原へ。もうすっかり暗くなっている。貧乏旅のため宿は取らず車中泊。誰もいない畑の真ん中にあるグラウンドの駐車場で寝ることに。
 星がとても綺麗。天の川がはっきり見える。せっかくなのでごろりとしたい。しかし、夕立のせいで芝生の上には寝転べない。仕方なく誰も通るはずのない農道に大の字になり天の川を見つめていた。すると…流れ星だ。いいものを見た。しかも2度も。そういえば学生時代にも見たことがある。懐かしい思いで車に戻り寝ることに。しかし、高原の夜をなめていた。寒くて眠れない。やむを得ず、暖房をつけて寝ることに。

 翌朝、何か声がする。6時だがもうラガーマンたちは動き出していた。ラガーマンたちの早朝ランニングをちらちら見ながらゆっくり散歩をしてコーヒーを飲みに。そしてお土産屋の開く8時までのんびり。開店と同時に店内に入り、恒例の馬刺しの燻製と野沢菜を購入。未練を残しながらも翌日からの仕事のことを考えて早めの下山となった。来年も必ず行こう。


author:スモールフォス

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September 2, 2008