サッカーで言えば、ジダン
トップリーグはレギュラーシーズンを終え、2月1日からはマイクロソフトカップ、同7日からは日本選手権と日本のラグビーシーズンもいよいよ大詰めを迎えています。
そんな中、真冬の花園ラグビー場で、来シーズンのトップリーグ昇格が決まっているリコー・ブラックラムズとホンダ・ヒートによる日本選手権出場をかけた試合を見てきました。
お目当てはなんといっても、今シーズンからリコーでプレーするスティーブン・ラーカム選手(34)。ラーカム選手は、ワラビーズのSOとして100キャップ以上の経歴を持つ文字通りのスーパースター。長短自在の正確なキックとここぞという時の鋭い突破力が持ち味です。
同じく今シーズンサントリー入りしたジョージ・グレーガン選手(35)とのハーフコンビは世界最強と言われ、99年W杯優勝の原動力となりました。
「試合前のアップのためにサブグラウンドに向かう時にじかに見られるはず」。一緒に行ったスモール・フォス君のアドバイスでさっそく移動。チームカラーの黒いジャージを来たリコーの選手が次々と出てくるなか、ラーカム選手を発見! 今までテレビでしか見たことなかったあのラーカムが目の前にいる。トレードマークのヘッドキャップはないが、黒のジャージも良く似合う。そして男前。
緊張しながらも写真をお願いすると快くOK。バンザイ。その後も集まったファンのサインに気軽こたえていました。
試合ではラーカム選手はリザーブでしたが、前半終了近くからFBで途中出場。的確なキック処理にスタンドから感嘆の声がもれます。後半にはダメ押しとなるトライも決め、リコーが完勝。日本選手権出場を決めました。
この日の最高気温は5度。生駒おろしに震えるバックスタンドでしたが、ラーカム選手に会えた喜びで寒さも吹っ飛びました。
帰り道、スモール・フォス君と「今日のこの感動とすごさを人に伝えるにはどうしたらいいだろうか」と相談。日本のラグビー人気を鑑みれば、「あの、ラーカム」と言っても分かる人はほとんどいない。出した結論は、「サッカーで言えば、ジダン」。若干口惜しい気もするけど、これなら分かってもらえるかなあ。
コメント
ラーカムは本当に男前で、紳士でした。彼がワラビーズで活躍している頃はまさか日本であんなに間近に見られるなんて夢にも思いませんでした。感動です。
まさにジダン級の選手にあんなに簡単に会えるなんて、日本だけでしょう。ラグビー人気がないということなのですが・・・
投稿者: スモール・フォス | February 7, 2009 12:10 AM