京の地酒

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漫画で読む「お酒」

08年10月29日(水)

蔵人 こんにちは、酒リーマンです。そろそろ寒くなって季節が移り変わろうとしています。周りの木々も色づきはじめて京都は観光客でいっぱいになる季節です。
 今回のブログは普段と趣向を変えて美味しいお酒の漫画の紹介をしたいと思います。漫画って言ってもバカに出来ないですよ。蔵元で造りを体験してる漫画家もいますから。

 まず最初におすすめする漫画は尾瀬あきらの『蔵人 クロード』です。「ビックコミックオリジナル」に連載されている漫画です。作者の尾瀬あきらはお酒の漫画で有名な『夏子の酒』を描いたかたで色々なお酒の会でも顧問などをされています。『蔵人 クロード』はお酒の造りの話のみならず料飲店の葛藤なども描いているので酒好きにはとても興味がもてる作品です。

 次におすすめする漫画は石川雅之の『もやしもん』です。「イブニング」に連載されている漫画です。一時期フジテレビ系列でアニメにもなっているのでご存知の方も多いかとは思います。菌を見ることができる主人公がおりなす漫画でお酒や発酵食品などの発酵の知識を簡単に得ることができます。そして発酵というものがいかに日本の食生活に根付いてるのかを教えてくれる作品です。

 最後におすすめするのは、なかはらももた著・イタバシマサヒロ原作の『おかわり のんdeぽ庵』です。「KISS」に連載されている漫画で、今回唯一の少女漫画のおすすめです。前作の『のんdeぽ庵』ではお酒と料理の相性の話はとても丁寧に描かれていたのですが、お酒に関しては架空のお酒でした。しかし、今回の『おかわり のんdeぽ庵』はお酒と料理の相性のみならず、お酒が実名で出てくるのです。この漫画を読んだら最後です。思わず同じ料理と同じお酒を試したくなることうけあい。お酒を飲んで「ぽあーん」としたくなること間違いなしです。

 さて今回は三つの漫画を紹介しましたが、これ以外にもお酒のことを取り扱った漫画はたくさんあります。頑張って造ってる蔵元はたくさんいてるのですがなかなか知る機会がありません。この美味しい漫画たちをきっかけに美味しいお酒が少しでも世に広まればと思います。