004010_山宣と私
山宣の性教育の源流をイギリス・ドイツに訪ねた旅行記〔11〕
07年07月 4日(水)
ベルリンあれこれ
ベルリンには前に来たことがある。壁の崩壊の後だった。土産にそのコンクリート片を買った。今回はブランデンブルグ門からポツダム広場周辺のウンター・リンデンバウム通り周辺を幾度も歩き、オペラ座でも観劇、コンサートに参加した。ご近所からの参加のIさんはトミーと連れ添って頂き、時に保護者であり、時にはナビをしてもらったようだ。こうしてこのあたりの地理に明るくなった。ベルリン大聖堂、ベルガモン博物館といった誰しも行くところへ観光に行き、ゲイ・ミュージアム(写真)やケーテ・コルビッツ(注)の像の安置された建物へも私たちのグループは行った。
性教育・エイズHIV啓発の教育は学校で進められていると聞いたが、さらにベルリン市長はゲイと知った。政策として性的マイノリティに優しいのだろう。そこでゲイ・ミュージアムへ行った。ここは写真展示がメインだった。入り口で訪問者と会話していたらベルギー人のゲイの映画監督とシナリオライターに出会った。彼らは自作の映画を日本に送ってくれると約束してくれ、帰国後にメールが届いた。妻が事務局を務めるPLHNET(エイズとともに生きる会)の仲間に早速それを転送した。民間交流の面白さだ。
後者は、参加者のNさんの紹介(治安維持法犠牲者国家賠償同盟中央本部のSさんの書状もあり)された場所だった。菩提樹と栃の花が咲いている公園の隣にあり、ベルリン大講堂が直ぐ近くにあった。ベルリンでの訪問のもう1件は、平和ミュージアムで妻と知人となったHさんのお寿司屋さんでの食事に行くことであった。店ではHさんが料理を出してくださった。彼女の紹介がありガイド役をKさんが引き受けてくださった経緯であった。店の近くのユダヤ教の寺院を見て帰った。
ちょうどこの頃、ベルリンの新聞でドイツ北部のロストクでのG8(首脳会議)報道があった。首脳の写真(こちらでは安倍が蚊帳の外で写真から外れていたが)と反G8デモがダイインする姿が大写しとなっていた。なんでも権利主張するようで、ベルリン市内をローラースケーターの一行が自由に街を走らせろ!のデモがあり、驚きであった。